7年前の夏、アメリカにいるとき紀伊国屋で日本の本の英語版を見つけてとても興奮したのを覚えています。

英語の漫画を読もうと思っていた僕は、当時好きだった漫画DEATH NOTEから読み始めました。

ロサンゼルスBB殺人事件も読むくらいDEATH NOTEは好きだったので、楽しみにしていました。

が!…僕には難し過ぎました。



いくら台詞を覚えても、情報量が多過ぎて頭がパンクしそうでした。

その漫画で音読の練習もやってましたが、もう文が長過ぎてアクセントもリズムもイントネーションもしっちゃかめっちゃかで、何も身につきませんでした。

とくにヨツバグループ編と、YB倉庫編に至っては気が狂いそうでした。



当時は漫画本一冊読むのに6時間ほどかかってしまいました。正直そんな長時間読んでいられる体力すらなく、休憩が必要でした。

13巻のファンブックに至っては読破すら出来ませんでした。

こんなハイレベルなことやってても意味がないと思った僕は、別の漫画に変えました。





ONE PIECE。
これが一番合っていました。毎日一冊は読むようにしているとだんだん慣れてきて、読んでるうちに身についたことが結構多いです。

最近は通勤時間が長いので二冊読んでました。

一番勉強になったのは日常会話での単語の省略です。これに慣れると映画の台詞もわかるようになってきました。

文法を完全にして解析しようとしても、台詞は全然聞き取れなかったです。そういう台詞の言い方があることを知らないと、とてもじゃないけどマシンガントークには追い付けないと思いました。

音読も漫画で芝居の練習と同じようにやってました。最初は自分なりに読んでいたのですが、どうしても独りよがりになってしまいました。正しいかどうかが自分では判断できないからです。


なので外国人の友達に声に出して読んでもらいました。その人はもともとONE PIECEを知らなかったのですが、一緒に読んでいるうちにハマってしまい、今では英語で熱く語り合える友達に育て上げました。(どん!)


この手の勉強は自分のペースでやっていたらだめだと思います。洋書もそうですが、自分のペースでゆっくり読んでるうちはあまり上達しないと感じました。

なので、やっぱり実際に話したり、映画などで何度も何度も本物に触れないとと思い、同じものを何度も観ることにしています。丁度先週レミゼラブルを購入したのでまた楽しみができました。


しかし、この漫画での勉強を効率良くするには、一緒に読んでくれる友達が必要でした。

なので、一人でも勉強できるように、音声付きの英語の漫画でもあればいいなと思ってました。


そして、見つけました。
音声付きの英語の漫画を。



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ドラえもーん!



ドラえもんにシフトして、もっと英語が面白くなりました。


しかも英語の音声もTOEICなどの教材に付いてるような不自然な英語ではなく、ちゃんと生活感のある話し方だったのが素晴らしかったです。シャドーイングのしがいがあるってもんです。

自分のペースではなく、音声のペースに合わせてページをめくっていけば、一冊一時間で読み終わります。慣れてきたら、二倍速で聞けばたった三十分で終わります。

これを同じ本で一週間くらい続ければ、すぐに効果が現れます。

慣れてきたら実際に口に出して言ってみます。

さらに慣れてきたら誰かと読み合いをしてみます。


僕は何度も読んでるので、音声を聞くだけてページをめくれます。

電車の中にいても、漫画を持ち歩かなくても読めます。

何度もやってるうちに、今まではONE PIECE好きに頼って英語がわかった気になっているだけなことに気づきました。

やっぱり単純なことの反復練習が大事ですね。


のび太君の日常は、同じことの繰り返し。短くて同じ台詞が多いのですぐ身につきます。


そういえば、日本語を勉強中の友達も、サザエさんとかドラえもん読んで覚えたって言ってました。


日本の漫画文化はすごいな!


最近は海外に行く時間もなく、インプットばっかりやってますが、たまに外国の方が薬局に来て、英語で投薬するなど話すチャンスがあるとウキウキしてます。


みなさんの勉強法も教えてくださいね~。