最近気にいなるCMがもう一つ
ユニ・チャームペットのマナーウェアのCM
『最近、3人に1人がマナーウェアを使っています』っていうやつ
いったいどこにそんなデータがあるの
ユニ・チャームペットに問い合わせようとよくよく動画を観ると、左下にほんとーに小さく
【2019年8月時点 マナーウェアを現在使用中の方 ユニ・チャーム調べ】
道理で3頭に1頭じゃなくて、3人に1人なわけだ。
誤解を招くCMだし、犬は外出時はオムツをするのが一般的なんてことにもなりかねない
ホント無責任なCMと思っちゃうわけです。。
そもそもお漏らしというか、所構わず排泄してしまうのは、しつけが上手にできていない証拠です。
排泄場所を飼い主さんが管理できていることが大切であって、所構わずしても良いようにオムツを履かせるのは問題を放棄しているわけです。
元々排泄をコントロールできない障害をかかえた子やシニア犬は別ですが、
ちゃんとトイレトレーニングをしましょうと言いたくなります。
先日のカウンセリングで「来年からイギリスに転勤になるので、その前に愛犬にしつけ・トレーニングをしたい」というご相談がありました。
話を聞くと、ご主人は既にイギリスに行っており、来年奥さんと愛犬が渡英するとのことでした。
ある日ご主人から、「こっちの犬は皆ノーリードで歩いてるぞ、うちの〇〇もしつけ・トレーニングしないと大変だぞ
」と、慌てた連絡が入ったとのこと
これからお母さんと渡英に向けてのトレーニング開始です
この子は2歳ですが不妊手術をしていません。日本でしたら不妊手術をお薦めしますが、渡英するのでしたらしなくても良いと判断しました。なぜなら不妊手術に対しての考え方が国によって違うからです。
日本では将来的になるかもしれない性ホルモンに関連する病気を予防するため、もしくは望まない繁殖を避けるため、攻撃性などの問題行動抑制のためなどの理由で不妊手術をするのが一般的です。アメリカもそうですが、不妊手術をすれば犬税が安くなることも大きく影響していると思います。
一方、ヨーロッパの犬飼いにおける先進国は不妊手術を避ける傾向にあります。
不妊手術をする飼い主は【自分の犬すら管理できないのか】と思われるからです。なので、犬を迎えたらしっかりとしつけ・トレーニングをします。
イギリスでマナーウェアのCMが流れたら、イギリス人はどう感じるでしょうか?
もし私がイギリス人ならば、『これまで通り、やっぱり日本人には犬を譲りたくないな』と思ってしまいます