最近パピーのワンちゃんが増えて、一段とフレキシブル(伸縮)リードを使っている飼い主さんが増えた気がします。

 

今朝も公園でゴールデンレトリーバーをフレキシブルリードを使って芝生を走らせたりしているご夫婦がいらっしゃいました。

思わず声をかけてしまい、聞けば4カ月のパピーちゃんでしたしっぽフリフリ

 

画像は最近トレーニングをした4カ月のゴールデンのパピーちゃんですがこんな感じですダウン

 

 

以前にも書きましたが、フレキシブルリード飼い主さんから見れば長さを手元で調整でき、見た目もオシャレで使ってみたくなる気持ちもわかります。

 

 

でも、その便利さは逆に弱点にもなります。

 

フレキシブルリードはロックをしていなければ、犬が引っ張れば引っ張るほど長く伸びますので常に犬に対してテンションがかかっている状態です。

犬からみれば、引っ張るほど好き勝手に歩ける状態になります。

それならばロックをして伸びないようにすればいいのではないかと思われるかも知れません。

でもそれは犬からしてみれば、いつロックがかかるかわからないからその前に出来るだけ遠くに行こうと思ってしまいます。

許可なく犬を寄せてくる無礼な飼い主さんの多くはフレキシブルリードを使っています。中には飼い主さんがロックをかける前に犬が近づいてしまう場合もあります。

プラスチックの持ち手のストッパーボタンでリードの長さを制御することが、通常のリードワークより遅れが生じてしまうからです。

通常のリードなら両手が使えますが、フレキブルリードは片手操作となり手から離れやすい危険もあります。

他にも通常のリードに比べてフレキシブルリードは危険が伴いますので、気になる方は「フレキシブルリード危険」「フレキシブルリード事故」でネット検索してみて下さい。

 

勿論、犬のしつけやトレーニングにはフレキシブルリードは不向きとなります。

なので、散歩でフレキシブルリードを使っている飼い主さんは犬のしつけやトレーニングを受けていない人が多く、今朝のゴールデンの飼い主さんも未経験でした。

 

普段街中の散歩では通常のリード。

公園などある程度自由に歩かせる場合は3~5メートルのリード。

走らせたりする場合は10メートル以上のリードと使い分けるのがベストだと思います。

パピーのゴールデンちゃんもいずれ30キロ前後になるでしょう。

大変な状況になる前にプロのしつけ・トレーニングを受けられるようお話ししました。

本来なら私がご指導したかったーのですが、現在しつけ・トレーニングが手一杯で新規を受ける余裕がありませんショボーン

 

犬の道具には飼い主が便利なだけで、犬にとっては不都合なものも多くあります。

 

犬道具を使う時は犬の立場で犬目線で考えたらどうなのかを考慮してあげてください。