日本での家庭犬は1950年後半からの「名犬ラッシー」というアメリカのTVドラマのブレイクよる、ラフ・コリーのブームが始まりだと言われています。
それまでの日本の飼い犬は、外飼いで鎖に繋がれた犬、
いわゆる「外飼い・番犬文化」でした。
富裕層から徐々にブームが広がり、街中コリーだらけになったという話です。
こういう一定の犬種が流行る現象は今も昔も変わりません![]()
それまで番犬としての犬を飼っていた人が、家庭犬を飼っても上手く扱えません。ましてコリーは大型犬です。
そこで困った飼い主さんは家庭犬の専門家を探すことになります。
しかしながら、当時は家庭犬の専門家といわれる人はいません。
警察犬などの職業犬の専門家、シェパード種を主に訓練していた訓練士さんたちが家庭犬の訓練を請け負うこととなります。
当然職業犬の訓練方法ですから、数カ月間犬を預ける預託訓練が主流となります。
今でも「警察犬・家庭犬〇〇訓練所」という看板を見ることがあると思いますが、当時からの名残です。
職業犬の訓練は人の指示通り動く「服従」ということが、重要な要素の訓練方法です。
では家族の一員としての家庭犬に「服従」ということはどれだけ必要でしょうか?
余談ですが、このラフ・コリーのブームの時アメリカから輸入した種オスが、当時のアパート1軒分の高値だったそうです。それでも元が取れたということですね。その後、保健所には飼育放棄されたコリーが沢山収容されたそうです。日本では特定の犬種がブームになり、数年後はその犬種が保健所で溢れるという現象が続いています。今では犬の寿命も延び15年20年生きることも珍しくありません。
犬を家族として迎える前に、自分がその犬を最期まで看取ることが出来るのかどうかを、しっかり考えてから迎えて頂きたいのです。
では、職業犬と家庭犬のトレーニングはどのような違いがあるのでしょうか?


