~『もう一度愛犬を走らせてあげたい』飼い主の願いを叶える~ポチの車イス
先日、ワンコの車イスで有名なポチの車イスにおじゃましました。
足が不自由になった愛犬を再び自由に大地を走らせてあげたいと願うのは飼い主としての当然の想いです。
そんな飼い主の願いを叶えるため、犬用車椅子をひとり黙々と作り続ける男性。
木口光儀(きぐちみつよし)さん 58歳。
手に持っているのはヨーキーの一番小さい車イスのフレームです。
木口さんとの出会いは2年ほど前、20歳だったか長寿のゴールデンが木口さんの作った車イスに乗って楽しそうに走り回る姿をSNSで見て、思わずメッセージを送らせて頂きました。
メッセージを交わすうちに、木口さんのダックスを恩師の森山先生がトレーニングしていたのを知り、御縁を感じていました。
まずお会いして感じたのは木口さんの人柄。犬の車イス職人と聞くと何だか気難しそうな人を想像してしまいますが、底抜けに明るい気さくなオジさんでした(笑)
囲炉裏の上には持ち主を亡くされた飼い主さんが、「他の子に使わせてあげてください」と持ち込んだ車イスが置いてありました。オーダーメイドなので他の子に再利用は出来ないのだそうですが、わざわざ持って来ていただいたので無下に断れずに置いてあるそうです。
木口さん手作りの囲炉裏。遠方からの飼い主さんはここに泊まることもあるそうです(酒付きで笑)
木口さんの人柄からか、お世話をした飼い主さんからお礼の品が全国から届くそうです。パンフレットもお世話したワンコの飼い主さんが、無料で作ってくれたのだそうです。
最近話題になった高崎センターのすみれちゃん。
そう遠くない未来、サラもお世話になると思います。
車イスのメリットは
- 犬が行きたい方向へ自由に動き回れる。
- 飼い主はリードだけで散歩ができる。
- ハーネスで歩かせるより腰などの負担がない。
- 内蔵の動きが良くなる。
- 脳への良い刺激。
- 犬の運動量が増えて体力も付く。
何よりも歩けなくなって気力が失せた犬の表情が、再び輝き豊かになる。
実際にこの日に来た2頭のワンちゃんも、車イスを装着し歩き始めた途端に表情が笑顔に変わりました。
ネコやウサギの車イスも作ったそうです。
木口さん、居心地の良さに長居してしまい、おまけに美味しいお蕎麦までごちそうになり、ありがとうございました!
詳しくは『東京犬猫日和』をご覧ください。