昨日、Tタッチのセミナーに参加してきました。
Tタッチとはマッサージと似たボディワークを行いますが、色々な点で大きく違います。マッサージは主に筋肉に対して働きかけますが、Tタッチは細胞に働きかけます。マッサージのように押したり揉んだりするのではなく、身体に触れる方法を用います。身体全体を指と手で円を描くようにタッチしていきます。
他にリーディング・エクササイズというものがあり、これはバランス・リード、ボディ・ラップというようなことを行います。
バランス・リードとは長いリードを使い、一方は首輪に付け、余った部分を弛ませて胸にあててバランスをとりながら誘導していく方法。またはハーネスを使い胸のところと背の肩のところの2箇所をナスカンでとめる方法もあります。

ボディ・ラップは包帯の様なバンテージを体に巻くことによって、自分の体を意識させます。犬は歩くとき7割の力は前足に掛かります。知らず知らずに殆どの意識は前足から前方に集中してしまいます。ボディ・ラップをすることにより本来の自分の体の感覚を取り戻すことが出来ます。

Tタッチはアイコンタクトもご褒美も使いません。もちろん罰も使いません。
犬に考えさせて気付きを与え学習能力を高める。
これは従来のトレーニング方法とは全く異なった方法だと思います。
初めてTタッチを知ったとき、保護犬などのトラウマを抱えた犬や病気などで体調のすぐれないシニア犬などに、特に効果があるのではないだろうかと思いました。犬のトレーニングには様々な方法があります。どの方法がいいとか悪いとかはないのです。犬にもそれぞれ性格があり、その犬に合ったトレーニングの方法が一番良いのです。その方法の選択を誤ってしまうと、かえって問題を悪化させてしまいます。
犬の問題行動の殆どがその犬からしてみれば本能による正常な行動です。正常な行動を人との共生の為、人間社会にあわせて変えていく。正常な行為を抑制されるのですからストレスは多かれ少なかれ生まれます。何の強化子も使わずに犬に気付かせて、その自主性に任せるTタッチは悪影響の起こる心配のない数少ない方法の一つです。犬との信頼関係を築くのには最適な方法だといえます。まず初対面の犬にはTタッチからはじめましょう。

ボクも保護されたときは全身がバリバリ緊張してました。今はこんなに表情も柔らかくなったよ!