皆様から大好評をいただいております「化粧品のからくりシリーズ」ですが、今回はカラクリというよりも、正しい情報を投稿させていただきます。

 

 

化粧品市場では、
◯◯フリーとか・・・
◯◯不使用とか・・・
◯◯無添加とか・・・

 

◯◯という成分が入っていませんよ〜!という事をアピールして商品を販売する手法があります。

 

 

具体的には、防腐剤や界面活性剤など。

 

 

あたかも、防腐剤や界面活性剤を「悪者」にして、その成分が入っていないから「安全」だという事を売りにしている様です。

 

 

このブログでは何度か投稿しておりますが、大前提として防腐剤や界面活性剤は「悪者」などではなく、化粧品の品質を担保する為に必要不可欠な成分であり、我々が安心して化粧品を使える、そして化粧品の効果を発揮するための「善者」であると断言出来ます!

 

 

そもそも、「防腐剤フリー」という表示の化粧品を製造する事は簡単です!!

 

 

例えば、

「ヘキサンジオール」などの多価アルコールには防腐効果がありますので、多価アルコールを多く配合する事で、「防腐効果」を出す事が出来ます。

 

 

また、「エタノール」を大量に配合する事ででも「防腐効果」を出す事が出来ます。

この様にアルコールを多く配合する事で、「防腐剤フリーの化粧品」を製造する事は簡単に出来ます。

※化粧品は消費期限が明記されていないものは、未開封で3年は品質が保証されていなければいけませんので、必ず「防腐効果」のある成分は配合されています。

 

 

いつも通り長くなりそうですので、「防腐剤フリー商品のからくり」は今度改めて投稿させていただきます m(__)m

 

 

今回、皆様にお伝えしたいのは、「界面活性剤フリー」や「界面活性剤不使用」に関してです!

 

 

本当に界面活性剤を「全く使用していない」商品であれば、この表現はOKですが、実際には配合されているのに、「界面活性剤フリー」をアピールしている商品もありますので、お気をつけ下さい。

※何度も言いますが界面活性剤は化粧品にとって必要不可欠ですが・・・。

 

 

界面活性剤を含めて化粧品成分は、難しい「化学的な名称」が多いので、一般のエンドユーザーの方は、成分名を見ただけでは、なかなか判断ができない事が問題だと考えます。

ですので、今回は化粧品の全成分表示から界面活性剤を「見抜くポイント」をお伝えします!!

※なにか化粧品の全成分(箱の裏)を見ながらお読みいただくと、ご理解していただきやすいかもしれません。

 

 

成分の表示名称で、

「下記のキーワードで終わるもの」


・◯◯ポリグリセリル
・◯◯ソルビタン
・◯◯DEA(MEA)
・◯◯ベタイン
・◯◯オキシド
・◯◯クロリド
・◯◯ブロミド
・◯◯アンモニウム
・◯◯酸Na
・◯◯タウリンNa(K、Mg)

 

 

「下記のキーワードを含むもの」


・PEG−(数字)
・ソルベス
・◯◯アンホ
・石ケン

などなど。

 

 

これらのキーワードが成分名に含まれているものは、界面活性剤です!
(ここでは代表的なものを挙げています)

 

 

ですので、界面活性剤フリーと表示していても、上記のキーワードがある場合はご注意下さい!

 

 

またまた長い文章で、小難しい内容になってしまい申し訳ありません(汗)

 

 

今回は界面活性剤にスポットをあてて取り上げましたが、今後もより多くの方が「本当に自分にあった化粧品と出会える」様に、様々な内容で化粧品の真実をお届けしたいと考えております。

 

 

もし、皆様の中で「こんな情報が欲しい」というものがございましたら、お申し付け下さい。