退職後冬の話に移ります。

 

 前々回の記事で雪子とは法律上正式に離婚が成立したことについて話した。雪子のつきまとい行為は止まらなかったがもう電話はかかってこないだろうと思い、契約していた迷惑電話おことわりサービス(600円/月)をいったん解約することにした。

 

 そうすると解約した次の日から雪子の携帯電話から毎日のように電話がかかってくるようになった。どうやらストップしていた時も毎日電話を欠かさずかけつづけていたようだ。それだけのエネルギーをどうして別のところで使わないのか謎である。

 

 離婚給付を請求したいなら正式に弁護士に依頼して裁判所を通して請求しないと応じない方針に変わりはない。当然相手が財産分与や慰謝料を請求してきたら、私も面談強要禁止の仮処分に伴う間接強制違反の債権(3万円/日)だけでも100万円を超えるのでそれを請求するとともに、雪子のつきまとい行為により私も精神的ストレスを受け、長期休職に追い込まれて退職を余儀なくされたのでそれに伴う精神的苦痛に対する損害賠償請求で対抗する予定だった。

 

 離婚した後も自宅周辺でのつきまといや電話などが止まらなかった。京都府の警察本部にも弁護士を通して告訴状を出しているのになぜ動かないのか抗議したが、それでもなかなか動こうとはしなかった。その度に私は任意出頭して証拠の写真などを提出するのに、雪子は呼び出しに応じないと言う理由だけで警察は何もしない状態が続いていた。このままでは私や私の母に危険が及ぶ可能性も否定できなかった。

 

 このように雪子のつきまとい問題については離婚後も遅々として進まないまま年が明けることになった。あまりにも執拗に雪子が電話をかけてくるので、電話の着信リストは残しつつ私は正月から、

 

「もう離婚したのだからいい加減に連絡はやめなさい!もう直接話し合うことは何もありません」

 

と強く言ったが雪子は訳の分からないことを叫ぶだけで話は成立しない。私はつきまといが止まらないことを警察にアピールする目的も含めて、雪子あてに正月から内容証明郵便を使って警告を送りつけることにした。

 

 その文書は、昨年10月に最高裁判所の上告棄却により正式に離婚が成立したこと、私がストーカー規制法に基づき雪子を警察署に正式に告訴していること、現在雪子が行っているつきまとい行為はこの法律の構成要件に該当することを書いた。それに加えて今後のつきまとい行為の一切を止めるよう警告する内容で書き上げてワードで3部作り、配達を扱う郵便局に持参して差し出した。

 

 この文書は翌日に送達されたが、数日後雪子が私の母の戸籍謄本を入れた手紙を送りつけてきた。そこには私の母が裁判で離婚したことを自覚しろということが書かれていた。この問題は私と雪子との問題で私の母は何の関係もない。何の意図でこれを出したのか分からなかった。

 

 私は仕方がないのでNTTに連絡していったん解除した迷惑電話おことわりサービスを再度導入することにした。私たちはそれでもなかなか動こうとしない警察に苛立ちを隠すことができなかった。

 

 こうして離婚後も雪子のつきまといは止まることなく年が明けました。私はこの後も自宅付近に雪子がいたらどうしようと安心して家を出ることもできなくなりました。

 

 

 話はまだまだ続きます。

 

 

 

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