コロンボフォート8:50
マラダーナ9:23
ラーガマ9:43
ガンパハ10:02
ポルガハウェラ11:14
クルネーガラ12:12
マーホJC13:38
アヌラーダプラニュータウン15:33
アヌラーダプラ15:40→16:45
ミヒンタレーJC16:48
メダワッチャJC17:25
マンナール18:51
タライマンナール19:18
タライマンナールピア19:23



さて、前回のおぞましい出来事は無かったことにして再びスリランカの路線を乗りつぶして行くことにする。



今回はほとんど情報もないマンナール島へのアクセス路線である。

朝の1本と夜行の1本があるので少し迷うが、
コロンボでまごまごしていると、例のキス魔に見つかって、大事に大事に守っている後ろの貞操を汚されかねないので、さっさとそのまま朝発のタライマンナールピア行きに乗り込む…






…って時間になっても列車来てねーじゃねーか!




アジアでは当たり前のように始発駅なのにも関わらず出発時間になっても列車が来やしないのだが、とにかく今の俺にはブチュチュンパ👄に見つからないかヒヤヒヤしているので、コロンボに長く滞在は避けたいところなのである。



結局、言われたホームとも違うところに停車し、リップス👄に悪態つきながらタライマンナールピア行きに乗る。
ようやく、あのいっきに出てくる女👄のような人間から逃げることができたと安堵の息をつく。



古代のゲームネタばっかりでわからない人は頑張ってググってください。



カタツムリのイトウ君👄から逃げられた俺は、何度も乗っている路線をしばらくは進むので、大イビキ、ヨダレだらだらびちょびちょ垂らしながら大爆睡していた。



治安の悪い国なら、とっくに荷物取られているが、荷物が無事なのは治安がいいのか盗む価値のない荷物だったかのどちらかである。
このおっさんはタンノくん👄から逃げられた安堵もあって警戒心皆無のゆるゆる状態になってしまったが、皆様はくれぐれも海外へ行ったら油断しないでもらいたい。

今度は古代のマンガのネタである。
ここまで出しておいて、解説しない超不親切なブログであるが、わかる人にわかればよいのであって、そもそもこのブログが大衆が読む用に記事書いてないわけであり、針の穴に糸を通すようなレベルの人しか見ないわけである。


…言い訳完了。


マンナール線はメインラインをポルガハウェラまで行き、ポルガハウェラからノーザンラインに入り、メダワッチャからマンナール線に入る路線で、つまり後半の後半まではいつか来た道をひたすら戻っていくだけなのである。
それなら無駄に行ったり戻ったりせずにメダワッチャから乗れば良いじゃないかと思うだろうが、それは素人の考え方でありそして全くその通りである。

いいんだよ!そもそも旅なんて行為自体が無駄なんだから、今さら数時間の無駄なんて誤差だよ、誤差!




誤差を気にしない五歳児の脳ミソ(大爆笑必至のギャグ)で捻り出したような旅程なんで仕方ない…というか、ルートなんかそもそもほとんど決めてない。

駅に行けばとりあえず列車走ってんだから、乗っちまえばあとは何とかなるだろ!



このようないい加減な考え方なので何度も行ったり来たりしているわけであり、仕事では何度もやり直しを食らって無能扱いされているわけである。




さて、車内でしっかり爆睡して、昼間の暑さに起こされたが列車はまだメインラインの途中のガンパハ駅付近だった。




日本で知り合ったスリランカ人が、このガンパハ近くに住んでいて、スリランカのどの辺に住んでいるか聞いたときに日本人は知らないところだよと前置きされてガンパハの名前を出したが、ガンパハねコロンボの東の町でしょと言ったら驚きとともにとても気持ち悪いものを見る目で「ガンパハ知っている日本人に初めて会った」と言っていたが、たぶん後にも先にもそんな鉄オタでスリランカの鉄道に乗りまくっている日本人と出会う確率なんて生きていてないと思うので安心してくれ。

ちなみに何でガンパハ知っているのかを聞かれたが鉄オタといっても通じないのでスリランカ大好きだからとお茶を濁しておいた、いやスリランカだからセイロンティーを濁しておいた…言っててよくわからなくなってきた。




さて、列車はガイドブックにも載っているようなクルネーガラ遺跡のあるクルネーガラ駅につく↓


とはいえ、クルネーガラ駅はクルネーガラ遺跡からは遠く、遺跡に行く人はここで下車して行く人などほとんどいない。
ちなみに俺はスリランカ何度も行っているがクルネーガラ遺跡に行ったことはない!

自分で言うのも何だが、海外に何度も行って海外のブログと銘打っておいて観光地がほとんど出てこないブログなんて、ある意味希少ではないか?

海外ブログは主に
・世界一周ブログ
・観光地巡りブログ
・海外コスメ巡り
・海外美味いもの巡り
・海外移住生活
・海外危険地帯を行くブログ

辺りに落ち着くのではないだろうか?


そんな、皆様にとって、そしてこれから海外へ向かおうとする人にとって価値あるブログが世の中にたくさんある中、こんな何の価値もない海外行ってただ鉄道に乗ってるだけのブログ読んでいる貴方はたぶん俺以上に奇特な方だと思うので、しっかり世の中のはみ出し者として誇ってください。



ノーザンラインを進みアヌラーダプラタウン駅に到着する↓

↑まちかまえているトゥクトゥクの客引き



アヌラーダプラ駅の手前にあり、アヌラーダプラ遺跡は次のアヌラーダプラ駅の方が近いのだが、滞在拠点としてはこの手前の駅で降りた方がいいのか、たくさんの欧米人と例の歩き方を持った日本人らしき旅人が降りていく。



そういえばスリランカ来て日本人に会ったことがほとんどない。
まあ、普通はスリランカまで来るならインドとか行っちゃうだろうな。

そもそもあのガイドブックにスリランカの鉄道の事書いてあるのがびっくりである。

あのガイドブックはアジアでは主にバス寄りの情報が多く、内容は大体似たり寄ったりだがバスが便利で鉄道はあまりあてにできないと書かれている事が多い。
この記載には鉄オタ的にも全くその通りでありぐうの音も出ない。

よって、日本人の多くは特にインド、中国以外のアジアではバスを使う人がとても多いので、ひとたびこれに乗ると、そこは日本人皆無の世界になる。

バンコクのシーロム通りやカオサン通りの裏側にたくさん聞こえてくる日本語も、タイの鉄道に乗るとほぼ聞こえてこない。

もっともわけのわからないローカル線ばっかり乗っていれば日本語はおろか、外国人すら見かけなくなるのだが、とにかく海外のあまり列車が当てにならない国で日本人を見るのはとても珍しいことである。

しかし、悲しきかな、あのガイドブックは海外の観光で生計を立てている悪徳商人にも知れ渡っており、あのガイドブックがカモの目印なのである。
あわれ、彼は目の色が$に変わった客引き囲まれたところで列車は出発した。



そしてアヌラーダプラに到着する↓


ここで約1時間停車するというので、列車を降りてプラプラしていると、先ほどのアヌラーダプラタウン駅の日本人と同じように目の色が$の男たちに囲まれた…例のガイドブック持ってないのに何でだあああああぁぁぁぁぁ!!!

まあ、こちとら全くアヌラーダプラに用はないので、客引きたちをいなして駅の売店でサモサを買う…って売店の中までついてくるなよ!
トゥクトゥク?タクシー?って飯食ってんのがわかんねーのかよ!

スリランカの駅の中には入場券がないと入れないはずだが、アヌラーダプラの客引きはなぜか他の町と違って駅の中まで入ってきて客引き行為をする。

駅の中はいいけど、人が飯食ってる横でタクシーなわけねーだろ!
むしろ、お前ここにタクシー乗り入れしてみろや!


…と日本語で小さな声で客引きを説得しようやく離れてくれた。
あー腹一杯だ、座席に戻るか。

「トゥクトゥク?タクシー?」



売店の外で待ち構えてんじゃねーよ!!

何が凄いって、タライマンナールピアまでのきっぷ見せてんのに諦めないコイツのガッツさだ。
ついてこいって呼んでるけど、アヌラーダプラに用事ねーって何度言えばわかるんだよ、お前は!
てか、そもそも駅の入出場管理しっかりしろよ!
誰も守らず、線路歩いてホームよじ登って来てザルじゃねーか!


しつこいトゥクトゥクの客引きも、さすがに列車に戻った俺に諦めたようですごすごと…



俺の席にやってきて「トゥクトゥク?タクシー?カム!カム!」



諦めろよ!


そして列車が走り出して客引きは降りていき、俺は大きく客引きに手を振ったがガン無視された。



列車はメダワッチャにつく頃には暗くなっていく。
マンナールラインに入るとスピードが上がる。
これは、スリランカ内戦でマンナール線が壊されたため、内戦終了で再び復旧する際に今の技術を用いて復旧したため、最大都市コロンボ付近よりも線路の状態が良いためである。
そして、マンナール、タライマンナールに停車し終点のタライマンナールピアに到着↓







肝心のマンナール線は真っ暗で何も見えねーじゃねーか!

タライマンナールピア駅はかつてインドへ向けた航路が発着しており、その時はここからインドへ向けて国際航路を行き交う人で賑わいを見せていたのだろうが、今や駅前にポツンとそのモニュメントがあるだけで(真っ暗で写真に写らなかった)正直、乗客もほとんどいないし、何のために復旧したのかわからない路線である。


そのまま折り返し夜行でコロンボに戻った。