向こうのホームまでひた走る俺、日本と違う所は少し走り出したところで飛び乗れるというアジアらしいおおらかさに助けられ、文字通り走り出した列車に飛び乗った。
ちなみに怪我したら自己責任なので、決してマネしないでください。
朝の通勤時間といえど、ここからコロンボまではまだかなりあるので、座席もちらほらと空いている。
コロンボというと、何となくどこかの刑事を思い出しそうだが、スリランカ最大都市である。
最大都市であるがコロンボは首都ではなく、首都はスリジャヤワルダナプラコッテというコロンボ近郊の町である。
スリジャヤワルダナプラコッテは元々コッテという町だったわけであるが、そこに遷都する際にスリジャヤワルダナプラという聖なる何ちゃらという意味を足してスリジャヤワルダナプラコッテになった。
コッテの町だけにコッテりした話でした。
列車は朝早い通勤路線を進んでいく。
このプッタラムラインは途中のラガマ駅でメインラインに合流してコロンボまで行くのである。
メインラインはキャンディや紅茶畑を行く人気路線なので、普通の旅行者でも使うことのある路線である。
プッタラムラインは地元民か鉄オタしか使わないので、ほとんどがロングシートでプラスチックの座席の列車である。
さすがに朝早いとはいえ、固い座席、やたら揺れまくる車内、こんな時間なのに物売りやら、わけわからないカラオケみたいなものを持ち込んで歌って金請求してくる物乞いなどたくさん乗ってきてはわちゃわちゃしているので眠れるはずもなくしっかり爆睡して気づいたら周りの乗客がかなり減っているのである。
あ、あれ?
この路線、コロンボ近づくほどに混雑してくるはずなんだけど、車両に数人しか乗ってないんだが?
あ、これ夢かな、そうだよね、疲れてて夢を見ているのか。
これくらい空いてたらローカル線も気持ちいいもんね、現実の列車なんてドアから人がはみ出まくっているくらい混んでいるわけだから、夢くらい幸せ夢空間を堪能しましょうね。
って、どこだよ!?ここは↓
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