私は学生時代 おちこぼれでしたので、 学校の先生から 一つのことを習い

 

何度も何度も レポートを提出し 科学的思考方法の 基本的な型の一つを覚えました。

 

その型を繰り返し習った以外のことは、 学生時代ほとんど ほかの方法論は教わりませんでした。

 

それは

 

仮説をたて 実験や調査方法を整理し 実験や調査をし 結果を出し 考察し 結論を出す。

 

この一連の流れが 科学的思考方法の 基本的な初歩の一つの型です。

 

ただ 学生時代は先生に下駄をはかしてもらっているので、

 

この方法論を覚えたり、 方法論を伝えて 高等教育を受けていない人に 実践してもらっても、

 

何も役に立ちません。

 

仮説をたて という 最初でつまづくからです。

 

わたしは中年以降になって 大学と同程度の学位を取得しましたが、

 

その時は 独学でしたので、 高等教育を受けていない人が、

 

いかにしたら 型を活かせる 最初の呼吸ができるかを 知ることができました。

 

学問というものは

 

たいてい

 

教科書を読むことから始めると思いますが、

 

そこに書かれていることは

 

原則 および 原則の例外

 

これが書かれています。 まずは、この二つをしっかりと覚えることから始めます。

 

原則と原則の例外 を 類推して 発展させたり 新たな発見をしていくのが、

 

博学な かたたちで 学ぶ人が 頭を下げるべき人たちですが、

 

この人たちが どのように類推したのかを たくさん見ていくことが次の段階になります。

 

原則 および 原則の例外 そして 博学の士たちの類推を多く知ること。

 

教科書を読んで ある程度覚えた後は、 論文をたくさん読めばよいでしょう。

 

そうすることで、 仮説を 自らたてたり、 自分の能力の範囲で 類推を行うことができるようになります。

 

すると、 先ほど書いた

 

一つの型 

 

仮説設定 実験手順設定 実験実施 結果整理 考察 結論

 

ということができるようになります。

 

一つの分野で このことを繰り返し行っていると、

 

他の分野での視野も拡がりますので、

 

高等教育を受けた人たちと 同じ教養ある人間として 社会で 将来は一目置かれる人物となることでしょう。

 

高等教育を受ける人たちは 恵まれていますので、

 

ここに書いてあることを その人たちが読めば さらなるアドバンテージになるかもしれませんが、

 

受ける機会に恵まれない人も 独学で 実力を発揮する人になるはずです。

 

子供たちに 若者に 期待します。  生涯学習ということから 中年からでも 遅くはないと思います。