昔の日本には 油売りという 行商人がいたそうだ。
以前は、美濃の梟雄 斉藤道三さんも、 この油売りから身を興し という人だったと言われていた。
その当時、 油はマスで量ったりして売るわけだが、 ちょろまかす小売商がいたため、
信用を得るために、 油売りたちは、 芸を磨いたというのは 事実らしい…。
道三は 実際に正直かどうかは別として 信用を得るために芸を磨いた者が
芸に溺れて 支配層としての役割を こなせなくなった 主人を追い払うという 図式は
皮肉なものと 昔の人は 感じただろう…。
実体験として思うのは、 正直に生きていないと、 もうろくした時に
家で寝るにも寝れず びくびくして生活しなくてはならなくなる。
高齢者になったときには、 若い頃の 生き方が大いに 情緒に左右することを
覚えておいたほうがいい。
なので 実際に正直でいないと 芸など糞の役にもたたないが、
当面の商売としては 芸は身を助けることになる。
学芸の 芸というのは、 昔の考えから言うと 今の学校で習う学問で 会計も含まれる。
さて… 油売りの話は 昔の話ではあるが、 今も油売りに相当する業種もあるし、
ちょろまかす ということにかけては、 劣化した日本 という話が 事実として現代社会に浸透しているなら
私達も 注意していなくてはならない。
最も安い と いいつつ 商人は どこかで必ずツケを回収していく。
今かもしれないし、 将来かもしれない。
そして不当不正な ツケの回収なら 私達は なにをすべきだろうか。
私達庶民は お上に訴える とか 厳罰や指導を求める ことも 先生方にお願いしてできるだろう。
だが、 一呼吸おいて 考えてみたい。
こういうやり方は 治安強化であり 経済を盛んにさせる行為とは逆である。
公正な社会で かつ 経済を盛んにさせることは できないだろうか…。
コンビニで 物をよく買う人に 私達は、 もっと安い店があるだろうに と思いがちだが、
もっと安い店に いくくらいなら 近くて便利な店で 速攻で買うぶん、
時間も手間も稼げる。
話は跳んだようだが、 実は このことを頭に入れて 次のことを読んで
どうしたら 先の答えがだせるか 各自考えてほしい。
まず 先生方に 手はずを整えてもらい 成敗をお願いするよりも、
わたしたちが、事実はどうなのかを知ることから始めれば良い。
油売りが例ならば、 毎日の取引の中で
1何処で買ったか
2量はどのくらいか
3以前に買ったときと今買ったときの差し引き残高
4値段はいくらだったか
2量はどのくらいか
3以前に買ったときと今買ったときの差し引き残高
4値段はいくらだったか
現代は表計算ソフトがあるので、 これを記録することで
しっかりと判断材料を得ることができるだろう。
新たな営業所の支配人に就任したら まずこれをやればいい。