今日、テレビを観ていて、死刑についての意見で、ピンとくるものに出会ったので、
考えをまとめるために ブログを書く。
刑罰というのは、 国家が 被害者の代わりに 当然の報いとして 与えるもの。
また、 加害者に刑罰を与えることで、 加害者自身の再犯と 罪に対する刑罰を
公のかたちで 判決を下すことで 社会一般に 同様の犯罪を 起こさせない 警告の意味もある。
目には目を という 考え方もあるが、 仮に 社会が そのように考えて実行しているとするならば、
腕をへし折った傷害罪なら 加害者に骨折の刑を与えるだろうが、 そうはならない。
殺人犯には 死刑しかないとも 考えられなくもない。
情状酌量というのもあり、 殺された人の 事情は置き去りにされたまま 情状酌量される加害者に対して
納得いかないことも あるだろう。
よく 報道で 殺人事件をやってると こんな野郎は 「死んだほうがましだ」 と思ってしまう。
そして 今日 ピンときたテレビドラマの意見は
殺人犯も 殺した人を 「死んだほうがましだ」 とか 「死んで当然」 と考えていたという。
死刑を認めると 私たち自身である社会も 殺人犯と まったく変わらない。
応報的な大義が死刑には無いのではないだろうか。
予防的に犯人に対してくだす意味も、死刑にしたら無いので、
そうなると、 死刑の意義は 社会に対する警告という 意味しかなくなる。
警告されている私たちとしては 見くびられたもんだなと 私自身は、こうなってくると思うのだが…。