陰謀論で 新世界秩序という話が しばしば出てくる。
若い人や 陰謀論一色になりがちなネットの世界なので ここで 新世界秩序をまとめておく。
新世界秩序(NWO)というのは 陰謀でもなんでもなく
単に グローバルスタンダードを 先進諸国が勝手に決めて
それを押し付けて 自由貿易を促進しよう という話が 元ネタで
冷戦以降 徐々に形作られてきた。
新世界基準 というのは、 すでに 冷戦前の 大戦中から練られていて
そこでは 基本的人権の尊重が 第一に思い浮かぶだろう。
世界人権宣言から 人種 性別 子ども といった平等と博愛の精神は
どの世界でも受け入れられやすい。
こういった 基準を 先進国として アドバンテージのある 西側諸国の考えに基づき
設定している。
もちろん こういった基準は 西側の モノ や サービスが 売れるように 設定されていて
ノウハウも 植民地支配の頃より 同じような アドバンテージに基づいた基準で
より有利な取引を 行ってきたという。
それで まず人権で例をだしたが、 他にも適用できるということで、
公害が環境基準へと進化したり、 疫病が健康保健基準へと進化していった。
あまりにも 民衆にとっては あたかも 蜜のような たっせいしたら さぞ理想郷が生れるような幻想を
見せてくれるものだが、 その蜜をたっぷり国内に受け入れて 腹に納めてみると、
今まで培ってきた 文化を失ったり、 慣れない基準に右往左往して いつのまにか
みぐるみはがされているという 発展途上の国々や 国民の姿が 世界中に見受けられる。
そういう国々では 自信を失い 劣等感におそわれ、 西洋かぶれ にもなる。
もともとの 西洋の基準のバックグラウンドのない 東洋人、中東人、アフリカ人などは
西洋以上に、 西洋かぶれの結果、堕落し 退廃的な状態を醸し出したりもする。
そういう状況が 煮詰まってきて、 そのことを知ってか知らずか、 もしくは日本人だけ知らなかったのか、
各地の 原住民が 武装蜂起したり、 テロ行為に及ぶ おおもとの原因になっている。
これが そもそもの 新世界秩序と その結果である。
だが、 この新世界秩序は たしかに 狭義の新世界秩序である。
しかし、 コアは 上記のとおりであり、 トランプの出現も こういったところから説明もつく。