スターウォーズ最新作のネタバレが一部あります。
民主主義とうで使われる 民という字は元来 目にとげのようなものが刺さり傷ついた状態を
あらわす漢字です。
今回映画のネタバレは一部含まれますが、 私の書く部分の肝心なところで 上映中
猛烈な尿意により2分間中断しました。 なので ネタバレといえども 実際には異なる展開も
ストーリーには存在していて 私は見落としているかもしれません。
スターウォーズの最新作の悪の組織は ファーストオーダーと呼ばれています。
彼らは帝国軍と同じような軍隊を持っています。
主人公の仲間が 彼らの軍艦に侵入するために 小悪党と取引をし 無事侵入に成功しますが、
その小悪党は ファーストオーダーのほうが多額の金銭で取引をしてくれるので、
主人公の仲間との契約を果たしたうえで 彼らを 悪党どもに売り渡しました。
私が今回 取り上げたいのは、 実はここから 軍艦の中で大勢の悪党どもが この小悪党に
きちんと金銭を渡したという点です。
この後 私はトイレに行きました。
しかし こういう 債権債務を 確実に履行するというのは 海賊映画などでも よくあることで
よく 多勢に無勢の状況で 反故にしないと 悪党ながらと感心しています。
私は日本では 多くの庶民が 目の前にニンジンをぶら下げられて、 約束を達成しても
反故にされるという 現状を 情けないと感じています。
契約という発想は こういう信義に基づいたものという 西洋伝来の近代法は 東洋人にはなじまず
中国の ズル というのが 際立って目につきますが、 私たちも反省すべきではないでしょうか。
今度は 歌謡曲などの芸能に目を向けてみましょう。
日本だけでなく どの国もそうだと思うのですが 流行というものがありますよね。
ある人が ネット上で 「ネット発の流行は テレビで流れて 親が口にしたら終わり」 とつぶやいていました。
このつぶやきは その通りではないかと思います。
また ネット発の流行ではなくても 流行した若手の歌手が オジサンたちが口にしたとたん
しらける 若者は多いのではないでしょうか。
流行の終わりは 二つの結末を迎えると思います。
陳腐化 と 一般化。
一代限り と 末代まで。
なにか これはもう 陳腐化というのは モンサントの種子のようなものです。
こういう 次につなげられないものを 盛り上げている 文化というものに 疑問を感じますし、
もともと 茶化すという風潮の中で 生きている人たちに 次代に残すつないでいく文化を維持できるのか
非常に疑問です。
これは 徐々に世代を経るごとに この傾向が強くなっている気がします。
歌だけではないような気がします。
さて このように 芸能を見ただけでも 民が 気づかされ 民が いかに劣化していっているかが
わかるというものでしょう。
私は NHKの批判は あまりしていませんが、 それは そもそも 民が金を出し合って
自分たちの側に メディアを 保有する手段として有効な方法が 公共放送という理念に見ていたからです。
その理念を 再燃させるためには 公共放送を 税金で運営する公報放送にしてしまえという考えよりも
徴収した料金の 半分は (今でも分配は少しはしているようですが) 民放への分配金に増やし
民の力を強くする方法もあるでしょう。
民が このまま 自らを陳腐化させて 反省したり 主体的に思考しないならば、
彼らなど話にならないのですから、 彼らの批判する対象 肯定する対象など 取るに足らず、
また ひとかどの人物になりたいのなら 彼ら民のかたなど 持ってもしかたないでしょう。