日銀は物価目標を設定して 値上げ 値上げとなっています。

 

値上げにより 景気も良くなるような感じのことを言っています。

 

ところが、 お菓子やトイレットペーパー、ヨーグルトなどの 値段は据え置きで

 

分量を減らすことで、 実質的な値上げをしたという 企業もあります。

 

値上げの風潮の中で それは 許されるのでしょうか。

 

私たち 消費者にとっては 確かな これは確かな値上げになります。

 

ですが、 中には よくよく考えてみると 今まで分量が多すぎたと感じたりする人もいるでしょう。

 

なので 消費者の心理的な問題は このさい 判断のしようがありません。

 

物の値段というのは 正常な市場では需給曲線で決まると言われているので、

 

この点から、 この実質的な値上げが 正しいのか間違っているのかを 判断してみたいと思います。

まず このモノの値段が上がった結果 需要曲線によると、 需要は減ります。

 

供給に関しては 値段が上がるのと連動して 供給は増える予定です。

 

こういう力が働くことを まず念頭に置いてみましょう。

 

しかしながら、 価格そのものは、 実は同じなので、 この実質的な値上げにより 需給曲線が

 

どう作用するかは 別の要因によることになると思われます。

 

さて、 一方で明らかにわかっていることがあります。

 

それは 下請け つまり 原料を供給する業者は この実質的な値上げにより、

 

供給は下がることになります。 その結果 市場全体でみると、 その原料の値段は下がることになるでしょう。

 

その結果として 実質的な値上げをした企業の製品の 需給曲線は 外部要因(原料の値下げ)

により 供給曲線が 右にシフトすることが 明らかになります。

 

 

その結果、実質的値上げをして価格を据え置いた結果、

 

販売企業(実質的な値上げをした企業)の 販売単価は 下がることが予想されます。

 

おわかりのように、 目減りさせて 実質的値上げを行った結果、 誰が得をするでしょう。

 

消費者は損、 下請けは損、 最終的には販売社も損をする可能性があります。

 

これで 国民の総生産は 縮小するしかないわけです。

 

経済ブログは慣れていないので、 かなり試行錯誤を繰り返し なんとか頑張って書いたので度々の訂正をお許しください。