五、

コネ入社というものは、もろ刃の刃です。


縁者の顔をつぶさないために 必死に頑張る人もいるでしょうし、


ふんぞり返る人もいるでしょう。


そうとう頑張らないと 他の人の目は厳しく 甘いものです。


本人にとってみれば プラスになることが多く 企業にとってもひいては プラスになるのでしょう。


問題は 社内の第三者が 常に意識し 正常な視線ではいられなかったり


何か ことがあると、 必ず コネというものを 思い出すというものです。


企業組織で 頑張るためには 第三者の協力が無くてはならないし、


コネというのは もともとが 機会の平等に反するものですから、


トータルで考えたら コネ入社は禁止せざるを得ません。


また、入社後に コネと同じ状況が発生する者に 社内恋愛というものがあります。


これも 同様に 禁止すべきでしょう。


しかし、 コネも 恋愛も 個人の内面を束縛することはできないので、


どちらかが その組織からいなくなれば まったく問題は無いのです。


コネ入社も 社内恋愛も 禁止にはできませんが、


両者を 物理的に隔てる配慮が 組織として必要になります。