青色LEDを作り方を発明した人が、二十年くらい前だったか、
自分が所属していた会社を訴えたことがあった。

それ以来、そういうことが続いてるのか。

発明した社員には、雀の涙ほどの報酬しか入らずに、

会社は、莫大な特許収入が入るのだと。


最近のニュースで、そもそも個人の発明における功績を、

さらに縮小するような流れになっていきそうですね。


組織のなかで、お金経費と材料と仲間労務費とを共有して、

成し遂げられた功績製品ではあるので、なんとなく

そういう理屈もあるんだと思います。

でも、おかしくないですか?

功績を創造するまでの道筋、製品化までの工程は、
個人の頭で考えているから

いくら社内でも発明者に雀の涙ほどの報酬しか
払わないのでは

国は技術立国を維持するなら、

さらに労使のバランスを崩して

発明者のやる気を削いでどうするんでしょう。

有識者のご意見は、目の前の利益に目が眩んだ、
資本家へのおべっかですね。


あくまでも社内で発明したからには、

会社が経費人件費材料と出しています。
管理費だってあります。

さらに見返りも上乗せしても

発明者が誰なのかを明確にして、論功賞与しなくては。

実力主義の定義を、あくまでも弱者排除の理由にするのでなく、

優秀な人の登用に繋げなくては、国も会社も滅んでいく。

また、最近では漫画家も安定収入のある
会社員となっていくながれもあるようなのです。

市井の発明家や学者というのが、世の中から消えていくのは、

安定感ある収入の他に、パトロンによる利用のための
囲いこみと考えると、

漫画家も近いうちに、多くの市民の敵になる気がします。


創造的な貢献をした人には我々市民は、
直接経済的支援をする文化を根付かせなくてはならないと、

そういうことになります。