のぼうの城という映画をいつだったか観に行った。
野村萬斎という伝統芸能家、狂言師だったか、
かみごたえのある演技で、
上地ユースケの演技もとても良かった印象。


ただ、石田三成は相変わらず、
武功のたてられない武将として
描かれてるのは、やっぱ残念だった。

たしかにこの映画では、
男らしい武将として描かれてはいたんだけど。

歴史の本や歴史番組など興味のあるかたで
多分いまだに、戦のできない
ソロバン侍と思ってる人は
いないんじゃないか。

四国攻めの武功などあった上で、

兵糧や荷駄の管理、

ましてやのぼうの城は落とせなかったが
この地での水攻めは、関東攻略全体を
考えると、1級品の功績であったという話しも。

妬み、まさに出来すぎな男が
男の嫉妬にあったという。

徳川に捕まって、さあ死ぬとなってから、
体に悪いからと、柿を断ったという真偽不明の
逸話も。
家康の方も、漢方の趣味など体を大事にしたし。
生き続ける限り、チャンスを自分から台無しに
しないという心がけが、
昔からあったんだなと。

だから、東日本の農水産物を子どもに食わすな、
というのも理解できるし、
そうしたい人や警告を黙らすべきでない。


一方で、石田三成は、茶会にて
当時の誤解から、必要以上に敬遠された
ライ病患者の
大谷刑部小輔吉継のお茶(膿が入ったの)を
臆することなくゴクゴク飲んだ。

石田三成に感謝し一生の友達になった。


日本人の多くは、石田三成のように

臆することなく、食べて応援をする。
ライ病がうつるというのは嘘だったしね。

みんな、大谷吉継を福島県民に見立ててのこと。

さて、実際はどうだろう。
感謝してるのは東京電力や
悪性の資本家ではないだろうか。

判断は一人一人に任せるしかない。

死ぬつもりで、食べてる人もいるかもだけれど。