28日金曜は、うちの片付けを少しして、夕方から、道頓堀に向かう。

 うちを出たら久しぶりに寛子さんに会う。同じマンションに住んでいても、弟夫婦と偶然会うのは珍しい。もうすぐ姪が子供を連れてやってくるのがたのしみでもあり、たいへんでもあると。

 京都河原町の阪急もすごく混んでいて、もうGWははじまっているのだと実感した。

 日本橋で降りて、道頓堀に。こちらもすごい人出だ。外国人観光客が圧倒的に多くて、食べ歩きのお店が増えている。

 軽く夕ご飯を食べようと、大起水産の回転寿司に入ったら、回っているお皿は、サーモンやマグロばかりで、値段も高い。タッチパネルで注文したが、四皿食べて2千円近くになり、唖然とする。う〜ん、再訪はないな。

 18時から、道頓堀の東端に近い並木座さんで、花福座の花福アワー。花岡京子さんが邦楽や日本文化を紹介しようという試みで、すでにコロナ前から二ヶ月に一度くらい開催している。玉出駅近くの壽光寺に二回くらいうかがったことがある。

 今回からは、並木座さんで定期的に開催。記念すべき第一回は、「語り芸でつづる大阪」ということで講談の旭堂南照さんと南鈴さん。



南鈴さんは難波戦記 幸村和談破りの計略、南照さんは大塩平八郎 情けのお裁き、間に、花岡さんも交えたクロストークも入って、楽しかった。

 大阪の講談は初めて聞いたが、テンポがややゆったりしていて、お江戸のとはちょっと趣きが違う。

 花福座さんは、語り芸でつづる大阪のほか、「はじめてなのに邦楽三昧」、「にっぽんの魅力 再発見」のシリーズもあり、六月は、和歌美先生の長唄で、こちらも楽しみだ。

 終演後、並木座の山根さんも交えて、南照さんたちの師匠南陵さんの行きつけだったお店、笑庵で一献。今回の花福アワーには、旭堂南陵一門が運営している講談塾の生徒さんたちもきていたようで、講談の普及もがんばっているようだ。

 今日は前回の反省もあり、明日奈良の古々粋亭でお仕事がある南鈴さんと早めに失礼する。

 帰りの京阪も混んでいた。あさくらさんに寄ったら、今日は6人とかのお客さんが多くてだいぶ断ってしまった、とのこと。

 デンマークからの二人組の若い男性がきて、海峡トンネル話などでちょっとお話。