我が国の未来を考えた時、私には特段に恐れることが2つある。

一つは異常気象に伴う『食糧事情悪化』であり、今一つは『巨大地震勃発による原発災害』である。

 

異常気象による田畑の被災は、年々苛烈化する状況から見ても相当長期にわたって発生することは疑えない。したがって現在は食料輸出国となっている国々であっても、この先大きく減収するのは避けられないし、如何に生計の為とは言えそのような状況の下では、他国の為に輸出する余裕等持てる筈はない。

 

食料自給率が世界的に見ても極端に低く、主要食材の大部分を輸入に頼る我が国を眺めると、まるで食の宝庫の如き風潮が蔓延している。

世界を見渡すと異常気象による破滅的な災害は例外なく至る所で発生している。

 

これらの映像を眺めて我が国の人々は何も気づかないのか?

何か対策が必要ではないのかと考えないのか?

それとももう遅いと諦めるのか?

 

『食糧事情悪化』は近未来に必ずやって来る。

今手を拱(こまね)いていると、この災禍は忽ちあなた方の小や孫の身に降り掛かって来るのである。

 

次なる恐れは『巨大地震発生による原発災害』である。

幸せで平穏な一日となる筈の元旦、この日がこれ程悲惨な修羅の場と化す等と一体誰が想像出来ただろうか?

自然の怒りは人の想定するところをはるかに凌駕している。この災禍を「想定外」等と平然と言い放つ人間のなんと愚かな言いぐさか。

 

我が国の古代からの歴史を真摯に学べば、想像を絶する巨大な地震が幾度となく発生していることが分かる。北海道から九州の南端まで、至る所にその痕跡が見て取れる。政府べったりの似非学者は別として、真実の探求者である古代史家や地質学者に問えば、このような事実は数多く存在するのである。

 

それらのことから言えることは、日本各地に巨大地震は間違いなく発生すると云うことだ。何故なら巨大地震の多くは大凡の周期で同一場所に繰り返し現れていることが知られているからである。

中でも代表的なものが「関東大震災」であり「東海地震」であり「南海地震」。最近記憶に新しいのは「阪神淡路大震災」「熊本地震」「東日本大震災」そして「能登半島地震」等である。

 

発生周期に長短の違いはあるが、複数のプレートの歪みによって引き起こされるが故に歪の解消が地震となり、次なる歪の蓄積が再び地震を呼ぶことになる。

つまり、地震大国の宿命を背負った我が国には、大小はあれどこれを避ける術はないということなのだ。

 

尚一層厄介なのはその到来する揺れを正確に予測することは人知を超えているということでもある。

今回の「能登半島地震」の驚異の破壊力を目の当たりにして、我が国の人々は何を感じ何を思ったのだろう?

このような破壊力に耐えうる建築物等恐らく不可能に違いない! 私は心底このような恐怖を感じた。

 

国民や国の安全な未来を託された【政府】はどう思ったのだろう? 

ただでさえ危険な『原発』を、幾多の活断層が散りばめられた国土の上に建築し稼働させる、、、。

安全だ安全だと何を根拠に主張するのか?

何か権益でも絡んでいるのか?

はたまたいつでも核兵器に転用させる技術保持のためか?

 

しかし如何なる思惑があるのかは理解できないが、危険極まりない宿命を有する国土の上に、民の生命を確実に脅かす原発を稼働させねばならない理由などどこにもない。

 

この国の運営(政治)高齢も後期に差し掛かろうとする老人達に牛耳られている。

世界はAIや革新的な技術革新によって飛躍的に進化している。多くの国々がこの流れに乗って大きく発展を遂げている。翻って我が国だけは主たる企業や組織が旧態然で、世界の潮流から取り残されようとしている。

 

私はここで若者に提言したい!

新しい時代は若者の時代ではないか、何故若者は動こうとしないのか?

何故若者達の手で時代を作ろうとしないのか?

若者が自らの手で国の未来を作ろうとせずして、他に誰が作れると言うのか?

 

せめて選挙の時くらいは参加して、自らの意志を示すべきだろう!!!