えー、まさかまさかのオフィシャルブログ開設です。
芸能人じゃないとオフィシャルブログは開設できないと思っていたので、大変驚いています。
平賀をよく知らない人の為にプロフィール的なモノを書かせて頂きますと、音楽界隈でいろんなアーティストやアイドルのインタビューをしたり、記事を書かせていただいたり、番組やイベントのMCをしたり、たまにライブイベントやトークイベントの主催もしています。居酒屋じゃがいもという古びた酒場も営んでいます。
このオフィシャルブログは、先日、沖縄で【安室奈美恵を語る会】の司会進行を務めた際、AbemaTVさんが取材に来てくださっていて、それがきっかけで「やってみませんか?」とオファー頂き、今回の実現、開設にいたりました。という流れもありまして、安室奈美恵引退までちょうどあと1ヶ月の本日8/16に初投稿することにしました。
自分は安室奈美恵と同じ1977年生まれで、デビュー時から彼女のファンでした。テレビで初めて安室ちゃんを観たとき、簡単に言うと恋に落ちました。会ったこともないですし、当時はただの中学生ですから彼女に直接インタビューする未来が待っているなど思ってもいなかったですし、完全なるテレビの中の人という認識であったにも関わらず、勝手ながらに「いつか結婚する気がする」とクラスメイトに話していたことを記憶しています。なんかすみません。思春期の妄想なので許してください。ま、そんな感じで勝手に運命的なモノを感じて安室ちゃんの大ファンとなりました。
時同じくして自分はTM NETWORKの大ファンでもあり、TRUTHという超素人コピーバンドを組んでいたぐらい小室哲哉を尊敬する少年でもありました。そんな小室さんが安室ちゃんをプロデュースすることになったときは、「いつか結婚する気がする」と思ったときとはまた違った運命的なモノを感じ、さらに安室ちゃんの音楽や人生にのめりこんでいきました。そして、彼女が『You're my sunshine』をシングルリリースした頃に音楽ライター的なお仕事をするようになり、のちにhotexpressという音楽情報サイトを立ち上げることになりました。そのきっかけや理由はいろいろあるのですが、その中のひとつとして「安室奈美恵にいつか会ってインタビューする」という夢がありました。
その夢は、2005年『Queen of Hip-Pop』リリース時に叶いました。しかもいきなりのオフィシャルインタビュー。彼女の所属事務所&レコード会社の人たちとOLIVIAやDA PUMPのお仕事をさせて頂く中で、前述の夢を熱く語り続けていたら実現しました。ファッション誌の記事や『めざましテレビ』などの情報番組に送る資料などぜんぶで10ぐらいの原稿を担当させて頂いたのですが、アルバム制作の進行スケジュールと各メディアの進行スケジュールの兼ね合いで週2回インタビューすることになりました。はっきり言ってしあわせでした。初めて会ったとき、彼女はイメージ通りの緊張しい&ハニカミ屋さんで、心を開いてもらう為にも自分の安室ちゃんへの想いを思いっきり伝えました。そしたらあのみんなが大好きな笑顔で「ありがとうございます!」と喜んでくれ、意欲的にいろんな話をしてくれました。当時、彼女は自分が追い求める洋楽志向の強いアプローチで突き進んでいくこととファンのみんなに喜んでもらうこと、このふたつのあいだで揺れ動いている印象もあったので、「でもこのアプローチで紅白とか出たら面白くないですか? お茶の間のみんな驚きますよ!」みたいな話をしたら、「それやりたい! そういうの大好き!」と子供のように無邪気に盛り上がっていたことを今でも憶えています。
彼女にインタビューしたのは現時点ではこれが最後ですが、これをきっかけに毎年の全国ツアーの独自取材記事を書かせて頂けることになりました。常に攻めの姿勢を忘れない彼女のライブスタイルは、あの日の無邪気な「それやりたい! そういうの大好き!」という想いの体現そのものでした。その印象がブレたことは引退イヤーの2018年に至るまで一度もありません。また、今思えば、安室ちゃんの「それやりたい! そういうの大好き!」というリアクションがあったからこそ、自分はその後のあらゆるインタビューで取材対象が本当にやりたいこと、それの背中を押すような役割を担おうとしてきたのかもしれません。自分の名のもとに自分の人生を懸けて何かを表現し、世の中に発信していくのであれば、誰に何を言われようと「それやりたい! そういうの大好き!」と心の底から追い求めることをやってほしい。それで世の中を感動させたり、興奮させたり、アッと言わせてほしい。この想いが今日まで変わらずあるのも、安室奈美恵の生き様による影響が大きいと思います。
そんな平賀に圧倒的な影響を与えてくれた彼女があと1ヶ月で引退します。25年以上ものあいだ敬愛し続けた人が引退してしまう。人生で初めての経験になります。正直、残り1ヶ月で彼女の為にあと何をどれぐらい出来るかは分かりません。もし許されるのであれば、引退までにもう一度直接インタビューしたい。これは平賀の人生における最大の夢ではありますが、叶うかどうかは分かりません。ぶっちゃけ難しいとも思います。ただ、自分にはひとつだけ決めていることがあります。
「今日はコンサートに来て下さってありがとうございました!
そしてたくさんのファンの皆さんに出逢うことが出来ました。
9月16日以降、私がこうしてステージに立つことはありません。
イチ音楽ファンとして、
彼女が最後のステージで言い放ったこのメッセージを受け継いで、皆さんの素晴らしい毎日の中に素晴らしい音楽が常に溢れているよ
初投稿にしていきなり重い内容になってしましましたが、平賀はこんな感じの人です。スタイリッシュにはなれない。これだけは安室ちゃんから受け継げませんでした笑。でもこの熱さは安室ちゃんから受け継いだもののひとつです。残り1ヶ月、まだまだ彼女への恩返しは終わりません。というか、9月16日以降もこんな感じで安室ちゃんについて自分は語り続けると思います。それは平賀にとってこの上ない、しあわせな人生とも言えます。
ではでは、初投稿のブログはこんな感じで。
次回からはもっと軽いノリで書けるようがんばります笑。