「孔子のロースト季節の野菜添え」が非常においしいというSNSメッセージが友人からきた。つい腹をかかえて笑ってしまった。おいしくてもさすがに孔子をローストにしてはまずい。
 
実際、孔子には「子牛」という名の弟子がいたらしい。おしゃべりであったという。ある時、仁の意義について師に問うた。

師が答えられた。「仁者は言葉を謹んで控えめにする」

子牛は驚いていった。「言葉を謹んで控えめにすることくらいで仁者といえるのですか」

子いわく、「言ったことを実行するのは甚だ難しい。そこで仁者は言葉を控えめにしないでいられないのだ」

おしゃべりとこうし混同には、気をつけねばならない。