暴飲暴食の日が続いていたので、久しぶりにジムに行こうとJR芦屋駅に降りたった。あ、そういえば昼飯食ってないとふと思う。「インディアンカレー」食いたいなと胸がざわめく。時計を見るともう3時過ぎだ。健康のため、晩飯に備えるため、悩んだあげく、「江戸」という蕎麦屋の暖簾をくぐる。時間も中途半端なので、直ぐにテーブルに通される。
「いかがいたしましょう?」と凛とした、齢40すぎの店員さん。
そういえば、時を同じくして30歳くらいの昼飯を食いそびれたっぽい男性も隣のテーブルに座っている。彼の顔にはほうが少しだけ早く入店した。しゃれではないが、耳をそばだてる。「カレーそばセットで」。やばい。カレーの誘惑絶ちきったのに…。
うーん。店員さんがぼくのほうへやってくる。「お客様は?」
隣の彼とオーダーかぶるの嫌だなー。
「カレー丼と蕎麦小」やってしまった。インデアンと彼、いやカレーの呪いだ。

隣の彼に続いて、ぼくのところにも頼んだものが運ばれてきた。
丼の上全域にカレーソースがかかっている。ソースに粘りがあって、膜がはってある。なんだか懐かしく、うれしい。カレー丼は膜で覆われているので、熱い。ご飯も熱く、カレーソースがねっちゃりしていて、やや甘い。でもうまい。なんだか幸せで平和な感じ。具は柔らかく、薄長い牛肉と刻んだ青ネギのみ。熱いお茶を飲みながら、はふはふと完食した。
なんだかほっこりとした気分で店を出た。