普段酒をたくさん喰らい、バタバタと要領悪く仕事しているので、時間ができると銭湯に立ち寄る。

寒い時期でもサウナと水風呂を交互に5 ラウンド入ったりする。サウナで普段あまり見ないテレビの画面とにらめっこし、ひたすら汗をかき、かけ湯をして冷水風呂に飛び込む。体の血がどくどく流れているのが実感でき、5分ほどすると西野カナのビィブラートを越える震えがやってくる。
体が軽くなり、体じゅうの毛穴も開いたり、閉じたりしてフル稼働である。

 風呂屋の体重計に乗るのが好きで、2キロくらい減量していたら、人に見えぬようにガッツポーズしたりする。

ところで銭湯に行くには、安くあげようとすればタオルやら石鹸やらシャンプーやらを持って行かねばならない。ぼくは、生まれつき天然パーマで伸びると面倒だからだから、最近はいつも短く借り上げているので、髪の毛のケアには無頓着だ。男の髪というのは、老いるとハゲ派と白髪派との二大派閥あって、ぼくは親父ににて後者のほうだ。したがって、ロンリーヘアの心配はどうやらなさそうだ。

そんなふうだから、シャンプーやリンスにもこだわりなく、髪の毛の汚れにも無頓着だ。髪の毛の汚れが落ちさえすれば、いいと思っている。さらにこの20年ほど風呂あがりにドライヤーで髪の毛を乾かしたこともない。

独身時代は、薬師丸ひろ子 が昔コマーシャルで話題をよんだ「チャンリンシャン」のシャンプー、リンス一体型のものを使っていたが、今は6歳の娘と共有しているので、ツムツムのキャラがついた容器の「メリット」をもっぱら使っている。



昨晩のこと、久しぶりに早く仕事を切り上げ、銭湯を楽しんだ。体を洗い、髪の毛を洗いだしたら、いつまでたっても泡立たず、ヌルヌルしている。これがゴルフ場の風呂だったら、いい歳して、目をつむっているのをいいことに友人がリンスを背後からつけ続けたりする。ただ、今回はシャンプーとリンスを使い間違えたようだ。

昔からシャンプーとリンスの役割についてよく考えたものだ。シャンプーは一生懸命汚れ役に徹して、いや実際にはきれいにしてくるのだが、髪の毛を洗ってくれる。けなげに泡立だって、感動的なほど献身的だ。一方リンスは、様子見し、じゃーそろそろわたしの出番かしらという感じで態度がでかい。実力者シャンプーの庇護のもと、偉そうである。

でもまあ寛大になりましょう。

リンスもシャンプーと同じで、メリットがあるし、オヤジの説教のように最後は水に流すし、神父さん同様どちらもカミにつかえる立場だからね。

【おまけ】

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