ブログネタ:自分は子供だと思う? 参加中私は子供派
ここ2週間ほど、土日含めて夜遅くまでの尻に火がつくほど忙しい日が続いたので、今日は「蛍の光」が流れると同時に退社した。
(実は、わが社では業務終了でそんなメロディーは流れません。あしからず。)
急いで帰宅し、珍しく用意してくれた晩御飯の牛丼に目もくれず、ランドセルを自宅に置いてすぐに遊びに行く小学生よろしく近所の芦屋川に向かった。
目的は、「ホタル狩り」なのだ!
何を隠そう芦屋川上流には、蛍が生息しているのである。

幼少の頃から、カブトムシ、クワガタ、セミなどの昆虫とりでは負けたことがなかった。
しかし、この前の土曜日に、小学生になったばかりの娘の前でなんと収穫なしで終わってしまったのである。
「パパ、なんでとれないの?」と泣きつかれ、近所のやんちゃな男の子ふたりには、「僕たち四ひきとったよ!」とさ自慢され、大敗を喫したのである。
今日はそのリベンジで、単身戦闘モードで、「腹は減っても戦はできる!」の意気込みで戦場へ赴いた。
自分でもつくづく子供だと思う。
まずは、コンデションの確認だ。
蛍は、上流のきれいな川にしかいないし、辺りも暗くて足場も悪いので、その下調べが必要となる。
まずまずのコンデションだ。
しかも蛍も数多くはないが、何匹か震えるように発光している。
さらに、近くに同じく蛍を見に来ている若い女性たちもいる。
彼女達は、狩猟目的ではなく、蛍観賞目的だが、痴漢にまちがわれぬよう自然に散歩してるふりを装わねばならない。
おそらく家で禁煙を命じられ、ベンチに座って紫煙をくゆらせている「ホタル族」からも話しかけづらく、煙にまくオーラも発しなければいけない。
さらに、ワルガキに万が一にも「おやじが狩り」に遇うような情けない目は避けるよう危機管理にも気をつける必要がある。
さまざまな状況に身を配りながら、蛍の光の点滅に目を凝らしつつ、回りに人の気配がないのを確認したのち、蛍に全集中力を注ぐ。
足元の土をおむむろにつかみ、木の枝葉に佇んでいる蛍にやおら投げつける。
すると蛍は、空中をゆらりゆらりと浮遊し、手の届く範囲にきたら、傷つかぬよう両手で包んで、捕獲する。
やったね!
飲みかけのボルブィックペットボトルに優しく、入れてあげる。
今日は、二ひきの大きな雄の源氏蛍を捕まえた。

ちょっとばかり、名誉挽回だ。
明朝、早速娘にみせてあげよう。
帰宅してから遅い夕食の牛丼をビールを飲みながら味わった。


今日は、二ひきの蛍を枕元に置いて、安らかに眠ろう!
夜な夜ないい夢を見よう!
蛍もビールも発光(発酵)が大事なだなとしみじみと実感する夢見時なのだった!

