娘が4月から小学校に入学式し、いろんな持ち物に名前をつけてもらっている。
制服やらシャツやら体操服やらランドセルやら、はたまた靴下に至るまで。

最近は昔と違って、入学用のネームシール何てものまで用意してあるらしい。








私の子供時代には、母か自分があらゆるやめのに名前を書いた。
これは僕のものだよとの思いを込めて。

大人になってから、さすがにそんなこともなくなった。
物に名前を書くという行為は、学校の先生をはじめとする、当時の大人が子供のことを信じない証だったのであろうか?

確かに子供はものをなくすのだが、白いブリーフのパンツにまで名前をマジックで書くというのはいかがなもんであろう。




パンツはなくすものではなく、修学旅行やらで履き間違う、あるいはイタズラで隠すものであったように思う。

実際、小学6年生の修学旅行で風呂に入り、出るのが人より遅かった高原君は上がって裸のままでどうすることもできず、ひとり浴衣場で泣いていた。
子供とは残酷なものだ。

話はいささかずれてしまったが、いつから大人はものに名前を書かなくなってしまったんだろう。

鉛筆を少し削り、名前を書く。
体操服にゼッケンをはりつつ、名前を書く。

なんだかとてもノスタルジックな気分にもなるが、とても不思議で奇妙なことであった。

今はパンツに名前を書くことはない。