陽光が燦々と降り注ぐ、まだ早春の日曜日、冬眠から目覚た熊のようにのそのからそと動き出す。



桜もほころび始めている。







象のように鼻を長くして、まだ春寒の残っている空気の中に花のかすかな匂いを感じる。恋がしたくなる季節だ。
美人を見て、鼻の下をつい延ばしてみたくなる。



はやりのボーダーシャツを羽織り、シマウマのようにヨコシマな気持ちを持たず、存分に街を練り歩いてみたくなる。




花見が楽しみだ。キリンのように首を長くして、ただただこの季節を待ちわびて来た。ビール片手に楽しみたい。




しかし、春は短い。コアラみたいに気に登って吹奏楽でも聴きながら桜を愛でたいが、たぶん花の命もマーチまで持たないだろう。





花見ではやはり飲み過ぎ注意だ。つい調子に乗って虎になってはいけない。






ライオンのように百獣王の堂々とした立ち振舞いで、暴れない。飲み過ぎて、近隣の方に百十番通報されるなんて、愚の骨頂だ。







お腹のすいたコアラみたいにささくれだたず、穏やかな気持ちで存分に春光を浴びてみたい。







なんだパンダとズ~とそんな幸せにひたっていたい。