ご訪問ありがとうございます


           【乗車:2023.10.9】

              (2023.12.21更新)


JR筑肥線は、福岡県福岡市西区の姪浜駅から佐賀県唐津市の唐津駅までの路線(42.6km)と、同県同市の山本駅から同県伊万里市の伊万里駅までの路線(25.7km)の2路線で成る、JR九州の路線(幹線)であります。

唐津線唐津〜西唐津間と同じく、姪浜〜唐津の電化区間はすべて直流電化となっています。

終点駅である唐津駅で唐津線と合流します。

JR九州の直流電化の区間は筑肥線姪浜〜唐津線西唐津間と、山陽本線の下関〜門司間だけとなっています。

昔の筑肥線は全線非電化の路線で、博多駅(当時国鉄)を起点駅とし、筑前蓑島~筑前高宮~平尾〜小笹~鳥飼~西新と、福岡市街を通り抜けて姪浜駅に出ており、姪浜〜虹の松原間は現在と同じルートで、そして虹の松原駅から先は旧東唐津駅に出て、旧東唐津駅にてスイッチバックで方向を変え、鏡駅〜久里駅、そして唐津線と交差する山本駅を経て、伊万里駅まで行っていました。

当時存在していた筑前蓑島、筑前高宮、平尾、小笹、鳥飼、西新の各駅は駅名標に福岡市内駅であるマークが付いていました。

また、その頃の初代東唐津駅は、筑肥線のターミナル駅として機能していました。

唐津市の代表駅である唐津駅とは離れており、東唐津駅〜唐津駅への移動はバスまたはタクシーでの移動が主流でした。

また、山本駅で交差する唐津線に乗り換えて唐津駅へ向かう手段もありました。

急行「平戸」等の筑肥線を経由して、博多駅から長崎駅とを結ぶ列車も走っていました。

そして1983(昭和58)年、博多〜姪浜間の旧線と、虹の松原駅〜初代東唐津駅〜山本駅への旧路線は廃止され、姪浜〜虹の松原間と山本〜伊万里間の路線は分断された形となりました。

また、博多〜姪浜間が廃止されたため、姪浜駅〜周船寺駅の各駅は、福岡市に存在しているものの、福岡市内の他のJR九州の路線に繋がっていないため、駅名標に福岡市内駅であるマークが付かなくなりました。

そして、虹の松原駅と唐津線唐津駅が新線で結ばれ、姪浜駅〜唐津線西唐津駅間が電化されました。

同時に、福岡市地下鉄空港線と相互乗り入れを開始し、福岡空港(地下鉄)~西唐津間が一本の路線で結ばれました。

現在のJR筑肥線姪浜〜唐津間の起点駅は姪浜駅、終点駅は唐津駅となっています。

姪浜〜唐津の筑肥線及び、唐津線唐津〜西唐津間は交通系ICカードが使え、JK〇〇の駅ナンバリングが設定されています。

今回は筑肥線姪浜〜筑前前原間の乗車記です。(実際の乗車は西唐津まで)

   ↑姪浜駅【JK01

    【起点駅、累計0.0km】

島式ホーム2面4線を有する高架駅です。

福岡市地下鉄空港線、JR筑肥線の起点駅となっています。

一方、地下鉄の駅ナンバリングはK01となっています。

↑福岡市地下鉄車両(2000N系)で一路、筑前前原駅へ向かいます。

↑姪浜駅を発車。

まだ福岡市街地というだけあって、高層の建物が多く見受けられます。

↑下山門駅手前。

画像奥の緑地(?)は元寇防塁跡です。

↑こちらは車窓左手。

地下鉄の姪浜車両基地が見えます。


↑下山門【JK02

    累計1.6km、前駅(姪浜)から1.6km

相対式ホーム2面2線の駅。

橋上駅舎になっています。

↑地下鉄駅同様、ホームドアが設けられています。

↑下山門駅を発車。

緑とともに、一軒家も目立つようになってきました。

奥の緑地も元寇防塁跡です。

↑緑の中の住宅地を進んで行きます。

↑更に進めば、右手に海を眺められるようになってきます。

生の松原(いきのまつばら)という松原は画像右方向の海沿いにあります。

↑そして、上下線が離れていきます。

上り線は海寄りに進んで行きます。

↑そしてトンネルに突入します。


↑長垂トンネルで、海寄りを行く上り線は長垂公園の下を行くのに対し、下り線は山裾を行くため、長くなっております。

↑トンネルを出て、上下線が寄り添ってきました。

再び海を眺められるようになってきます。

↑道路を挟んで、海浜公園の近くを行きます。

↑その後、海沿いから離れ、住宅地の横を行くようになれば、次の今宿駅はすぐそこです。

↑今宿【JK03

    累計5.2km、前駅(下山門)から3.6km

島式ホーム1面2線の駅。

こちらも橋上駅舎となっています。

↑今宿駅を発車。

住宅地で、マンション等の高層住宅もちらほら見られます。

↑しばらく行けば、高架の下を行きます。

国道202号線で、筑肥線に沿うように唐津に向かっています。

↑国道をくぐった後、高架に入ります。

この高架の途中に九大学研都市駅があります。

↑高架に入り、高層建築物が目立つようになれば、九大学研都市駅はすぐそこです。

↑九大学研都市

【JK04

      累計6.5km、前駅(今宿)から1.3km

 島式ホーム1面2線を有する高架駅です。

快速停車駅です。

2005年に開校した九州大学伊都キャンパスの玄関口として開業した駅です。

但し、肝心の九州大学伊都キャンパスは5kmほど離れており、徒歩で行ける距離ではありません。

駅周辺には住宅や商業施設が多く、イオンモール福岡伊都も近くにあります。

↑九大学研都市駅を発車。

マンション等の高層住宅が目立っています。

↑この先、九大学研都市駅の高架の終端部を抜け、右手は林になっています。

↑林を抜けた先は再び住宅地の中を行き、次の周船寺に向かいます。

↑周船寺【JK05

    累計8.1km、前駅(九大学研都市)から1.6km

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。

↑周船寺駅を発車。

こちらも住宅地です。

↑上の画像にあるマンション(?)の脇辺りが福岡市と糸島市との境界です。

↑この先の右手車窓。

ほとんどが住宅地の中、田んぼがちらっと見えます。

↑再び住宅地の中を貫き、右手にドラッグストアが見えたら波多江駅はすぐそこです。

↑波多江【JK06

    累計10.1km、前駅(周船寺から2.0km

島式ホーム1面2線の駅。

跨線橋で駅舎と繋がっているのみで、橋上駅舎ではありません。

↑波多江駅を発車。

上の画像のような5階建ての高層住宅が少し目についています。

↑波多江〜糸島高校前間。

ほぼ住宅地とはいえ、こちらでも田畑の横を行きます。

↑右手にホテルが見えたら糸島高校前駅に到着します

↑糸島高校前

【JK07

    累計11.3km、前駅(波多江から1.2km

相対式ホーム2面2線を有する駅。

南北自由通路と一体となった橋上駅となっております。

駅名に公立高校の学校名が入っている珍しい駅で、他に久大本線の「久留米高校前」駅があります。


↑糸島高校前駅を発車。

ここまで来れば糸島市街地です。

↑筑前前原駅手前。

マンション等の高層住宅が目立ち、市代表駅の駅前とは思えない雰囲気です。

↑筑前前原【JK08

    累計12.7km、前駅(糸島高校前)から1.4km

島式ホーム2面4線の駅。
JR九州の直営駅です。
福岡県糸島市の代表駅で、筑肥線の拠点駅でもあります。
かつて(電化開業まで)は急行「平戸」の停車駅でした。
福岡空港駅からの列車の一部(地下鉄車両)はこの駅で折り返し、唐津方面からの列車の一部(唐津線の103系)もこの駅で折り返します。
福岡空港〜唐津方面の直通列車の場合、乗り換えの必要はありません。

↑福岡市地下鉄空港線各駅から続いていたホームドア設置駅はこの駅が最後で、次の美咲が丘駅からは設置されていません。

(上の画像は下山門駅のホームドア)

また、複線で来ましたが、この筑前前原駅から先は単線となります。


↑今回は筑前前原駅で地下鉄車両から唐津線103系に乗り換え、唐津方面に向かいます。
次の筑前前原〜虹の松原間に続きます。

ご覧いただき、ありがとうございました。

乗り鉄紀行~鐡の呼吸 」総合indexはこちら
                                                   TOP】