銀行のお仕事で最近お会いしたご夫婦が素敵だった。

 

例のごとく、生命保険の見直し相談のための面談。

ご主人60歳、奥さま57歳(僕と同い年)。

最終的に契約までにご主人と3回、奥さまと4回会った。

 

ご主人は理系の技術職かな?僕が作った資料を、業務の一環のようにじっくり読み込んでいたのが印象に残っている。

奥さまは天真爛漫そのもの。

 

3回目の面談の時に、休日の過ごし方の話になった。

ご夫婦はドライブが好きで、週末になると山梨県の小菅村によく行くとのこと。

小菅村は昔、僕が若いころの仕事で何度か行ったことがあった。

すごく田舎だ。山しかない。それしか印象がない。

 

「なぜ小菅村に行かれるのですか。そんなに観るところありますか?」と聞いた。

 

奥さま「道の駅がすごくいいの~、楽しいの。それに温泉もあるのよ。」

僕「ご自宅から近いですか。」

ご主人「いや、車で2時間半かな。」

僕「決して近くはないですね。魅力は何ですか?」

ご主人「まあ、作られてない自然がいいんでしょうね。本当の田舎というか、観光地じゃないところがいいんですかね。」

なるほど、と納得。

奥さま「主人はもう定年だし、これから二人で年取るでしょ。まだ動けるうちに二人でいーっぱい楽しんでおこうと思って。うふふ。」

 

奥さまの「うふふ」という嬉しそうな顔と、その楽しむ場所が山梨県の「小菅村」であることがなんだか嬉しく、そしてたまらなく素敵なことに思えた。こんなご夫婦、いいな~と思った。

 

最後の面談で契約を済ませた時、

奥さま「ほんとうに見直しができてよかったわ。この後はもう貴方とは会うことはないのかしら。」

僕「そうですね、特に書類上の不備などなければ。」

奥さま「あらー残念ね、いろんなお話できて楽しかったわ。もっとお話ししたかったわね。」

 

う===なんだか嬉しい。

後ろ髪惹かれる思いで僕は応接を退出した。

 

 

小菅村の道の駅にいきたくなったぞ。