新NISAがいよいよ盛り上がってきた。

今日の日経新聞1面にも

 

「新NISA予約好調 月2300億円予約」(ネット証券5社調査)

 

と出ていた。

eMAXS Slim

という銘柄がダントツ人気らしい。

 

僕が今働いている銀行でも新NISA口座開設を積極的に勧めている。

でも苦戦しているらしい。

銀行の客は高齢者が多くてこういうのはなじまないのが理由かと思う。

 

日経新聞の記事はネット証券調査なので、若い世代が対象のデータと予測できる。

その世代は金融リテラシーが高く運用にも前向きなんだろう、きっと。

 

「投資のプロが明かす 私が50歳ならこう増やす!」朝倉智也 著

 

をタイトルに魅かれ読んでみた。

結論としては、50代からでも投資信託の積み立て投資で心穏やかに運用し資産を大きく増やせる、ということと僕は理解した。

そのための運用に関する基本理解に丁寧に時間を割いており、運用初心者でも恐らく理解できると思う。

僕の経験上でも、今のところ積み立て投信が最も簡単で安全で確実な資産運用方法だと認識しているので、とても共感できた。

 

ただし僕が驚いた点が一つだけあった。

新NISAの積み立て投資枠のみならず、成長投資枠も積み立てで利用し、「オール積み立て」を推奨しているという点。

 

「成長投資枠でも積み立てできるんだ・・・」

 

そんなのあったりまえじゃん!

と思う人はもしかしたら多いのかもしれないが、僕はそこには今まで思いが至ってなかった。

 

彼の本では、収入からの積み立てに加え、ストック(現預金)から積み立てにより投資信託への資金移動をしてより大きな金額を運用に充てる、という手法が書いてある。

なるほどと思った。

でも「投資はこわいもの」という認識を少しでも持っている人はきっとできない。そのために本の前半では丁寧に投資の基本を謳っているんだなと理解できた。

 

この理論であれば毎月30万円のNISA積み立てができることになる。

10年で3600万円。

可能な人(収入はほどほど&現預金をいっぱい持っている人)は、検討に値すると思う。