自分でFP起業を目指していて気になっていることがこれ。

メディア等で見かける活躍中のFPの第一声が、

 

「金融商品販売は行いません」

「私、保険を売らないFPです」

 

といったものが多い。

なぜそれを前面に押し出すのだろうかと疑問に思っている。

保険を売ることを商売にしている人のことが、この人たちはよほど嫌いなんだろうなー。きっと。

僕は今も売る側の仕事に就いているので、そういうFPから見ると僕も眉をひそめられてしまうのだろうか。

 

それと、家計の見直しアドバイスで

「国の制度があるので保険なんて要りません」

「保険は今すぐ解約しましょう」

 

とか、よく聞く。

 

よく言い切れるなーと思う。

 

保険を売る仕事は楽ではない。厳しい。

保険ほど、「ほしい」「買いたい」と思ってもらえない商品はない。

だから売るのは難しい。

でもたくさんの人が保険に加入し続けている。

強引な保険勧誘がいまだに多いことは知っているし残念だが、そういう業界は他にいくらでもある。

それでも昔から保険に加入する人は少なくない。

必要性を感じている人も多いからだろう。

だからファイナンシャルプランニングの考えに基づいて提案すればいい。

そう思って僕は提案している。

保険相談で「買ってください」とは絶対に言わない。

顧客の方から「お願いします」「どうしたらいいですか」と言われる。

 

とはいえ、そういう僕も保険や金融商品を売らないFPを目指している。

売るのは「疲れる」し、自分は本来売ることが向いてないと思っているから。

保険のマーケットを自分で作り上げる能力は僕にはなく、それができる人は尊敬に値する。

 

FP起業できたとしても、保険販売を生業にしている人には最大限の敬意を払い続けていきたいと思っている。