6月23日(金)、ついに僕が勤務している銀行に「業務改善命令」が出た。

 

仕組債を売ってきた証券会社と、そこに顧客を紹介し続けてきた当行を含む2銀行。

かなり前から注意喚起があり、当の銀行は販売をすでに中止していたにもかかわらず、それ以前の販売の結果として相当数のクレームがあったのだろう。

国としてももう無視できなくなった、ということか。

 

ことは単純明快。

 

■昔のように本業で稼げなくなった銀行が、

■手数料のいっぱい稼げる商品を、

■リスクなんてわからない高齢者や、カネを貸している中小企業の社長さんや、銀行を心底信用している顧客に、

■「預金よりもお得ですよ」とかなんとか言って、

■何百万円も、時には何千万円も、売りつけた。

 

結果、現時点で大損してる顧客続出 → クレーム!!!

もちろん、自己責任の名のもとに、販売側は責任を取らない。

 

いつかこういう事態になることは予想できたはず。

昔もこういうこといっぱいあったね・・・

歴史は繰り返される。

 

仕組債は銀行の中で大きな収益源となり、高いノルマが各支店に課された。

そのノルマを達成させるために各支店の支店長に檄が飛ぶ。

そして支店の各渉外マンたちに課せられる。

 

「どこにいくら頼めるのか、買ってもらえるのか。」

そこに顧客ニーズがあるかないかは関係ない。

とにかく買ってもらう先を探してこないと、支店長や課長に怒鳴られる。

成績上げないと出世に響くと脅される。

パワハラなんて日常茶飯事。

 

毎日毎日その闘いとなる。

 

そして悲しいのは・・・

素人が理解不能な商品を、顧客のニーズなど考えず、ひたすら頼み込んで売る仕事に疑問を感じ、銀行員としての使命を高く胸に抱いていた若者が、転職していく。

そして中にはノルマに苦しみ、上司からの叱責に耐えられず、メンタルを痛めて、いつの間にか消えていく若者たちもいる。

 

入行同期の半分以上が辞めていく。

このような現実を生み出した銀行のトップはどう責任を感じ、どう責任をとるのか?

 

ともかく、「業務改善命令」が出た以上、責任問題は避けられない。

はずである。

 

さて、どうする?