マニュライフ生命が業務改善命令を受けた。
業界の中ではかなりの衝撃がはしっている。
保険業界以外の方々から見たらなんだかよくわからない話だし興味もないと思う。
一般の個人の皆さんにはほとんど縁のない法人保険分野のことなので無理はない。
法人保険分野で、ずいぶん以前から問題のある(と言われている)販売方法をこの会社が組織的に繰り返していたということ。
いわゆる「節税話法」を追求した結果である。
この業界の一部では、金融庁や国税局からの再三の警告にもかかわらず、あの手この手で中小法人に対しての「節税話法」を編み出し営業活動を繰り返してきたという歴史がある。
個人的には、、、
別にこの会社が違法なことをしてきたわけではないし、こういう売り方はマニュライフ生命に限ったことではないし、金融庁は商品認可しておいて何を今更言うんだろう、と思うところはある。
でも僕は以前から法人保険販売には違和感を感じていた。
そして「法人保険マーケットはいずれ立ち行かなくなるのでは?」と思っていた。
★生命保険を活用することで法人税を節約しながら現金資産を貯める★
法人保険はこれが主な目的。
法人税を抑えつつ、効率的な資産づくりができる方法として、単に生命保険が使いやすかったということ。生命保険である必要は全くなく、他の方法でもいいわけであり、生命保険の特長である死亡保障がどうの、医療保障がどうの、がんになったらいくら支給される・・・・といった保障の中身はどうでもいいわけである。
この法人保険を売りまくってたんまり稼いできた保険会社、保険代理店、税理士の先生方・・・・などたーっくさんいらっしゃるはず。その方たちはいま何を思っているだろうか。
問題のあったとされる当時のマニュライフ生命の社長(いわゆる張本人?)はだいぶ以前にマニュライフを去り、アフラックに転職し副社長となった(これはこれですごい生命力)。
が金融庁は当時の責任メンバーへの追及も辞さない構えを見せており、さすがにアフラックからは最近解任されたとの風のうわさ。
マニュライフ生命はこのマーケットでの商売は今後難しくなるだろう。
大きな事業変更や場合によっては合併吸収などあるかもしれない。
ただし・・・・この業界のこの問題、もっと大きな流れで見ると責任を追及すべき保険会社は他にあるんじゃないかと多くの関係者は思っているはず。
業界最大手の〇〇生命。
この会社は「節税売り」で過去、大きく業界をリードしてきたと思うが、いまだにその追及はされていないのではないか?
その規模、政治力ゆえに、誰も追及できないのかもしれない。
マニュライフという大きなトカゲのしっぽ切りで終わる気がする。