土曜日に銀行の顧客と面談した。
銀行は基本的に土日休みであるが、「休日相談会」と銘打って土日に支店を一部開放し、予約客限定で面談を実施する。
とても便利なサービスに聞こえるかもしれないが、要は休日にしか会えない顧客を呼び込み、営業をかける、ということ。
僕が呼ばれて出勤したという事は、「保険相談」である。
初めて会う顧客。
僕と同い年のご夫婦。
簡単な自己紹介後、どのような経緯、理由で今日を迎えたか聞いてみた。
ご主人「保険を見直すとか、どうこうしようという気はもともとないけれど、長いこと見直しなどはしてこなかったし、55歳で定年退職したばかりなので、この機会に内容確認というか一度見てもらってもいいかなと思って。」
表情、言葉から、警戒心ありあり、(買う気はないよという)予防線を張っていることがよくわかる。
ご夫婦と20代のご長男の加入している保険証券を持参。
恐らく支店の担当者に「持ってきてください」と言われて来たのだろう。
内容を一緒にみながら確認。
細かく僕から解説。
特に過不足があるわけではなく、このままで問題はなさそう。
ただ現在の年齢や収入状況等を踏まえ見直しをすると考えるならば・・・
という前提でいくつかポイントを提示した。
(このあたりは話が長いので詳細は省きます)
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「私だったら今申し上げた点を中心に見直しをします。ご家族で今後話し合われて、ご関心あれば、支店に言って下されば改めて対応させていただきます。」
と伝えた。
内容的に過不足はないし、もともと不満があるわけではなさそうなので、営業にはつながらない案件と判断し、このままさっさと終わらせようと思っていた。
ところが、
奥様「いまおっしゃっていただいた点全てがすごく気になるので、ぜひ見直しプランを作ってほしいのですが、どうしたらいいですか。」
となった。
ご主人は話の途中ですでに退屈そうだったが、最後に奥様がお願いモードでそう言っているのを横で聞き態度が変化(軟化?)した。
結局、見直しプラン作成依頼となり、営業(売上)につながる可能性のある案件となった。
奥様の熱意で。
これが「保険見直し」の営業現場である。
この後のプラン作成は僕があれこれ考え、それに見合った商品選定を時間をかけて行う。
最後には商品販売まで責任をもって行う。
前置きが長くなったが、「保険を売らない」を標榜している、目指しているFPは多い。
もし保険相談を受けたら、その後解決手段としての商品選定・購入はどうするのだろうか。
といつも思う。
自分も今は販売しているが、ゆくゆくの目指す業務としては「保険を売らない」ことをイメージしており、そこのところが解決できずにいる。