生を得たものは必ず死する。
2013年ゴールデンウィークの初日4月27日23時19分、祖母が死んだ。
僕にとっては大人になって初めて向き合う血縁者の死であり、そして初めて人が死んで行く様子を見送った。
さっきまで数十秒毎に呼吸していたのに、突然次の呼吸がなくなってしまった。
死んじゃったの?おばあちゃん...
って思うか思わないかと同時に看護士さんが飛び込んできて、医者が駆けつけると「お亡くなりになりました。確認お願いできますか?」と言われ、誰にも連絡する前に死亡診断書の立会いをした。
親戚にした一斉メールは表題に「亡くなりました」とだけ打って、送信ボタンを押す指が震えた感覚は、きっとこの先忘れる事はないだろう。
いや、その後徹夜でみんなで葬儀の段取りをした事も、数日後に骨になってしまうまでの事全てを、忘れることはないだろう。
祖母が死んでしまった悲しみは大きいけれども、人が死んでしまう呆気なさは、まさに露が落ちるが如く一瞬で終わってしまうんだね。
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