はるばる太平洋を越えて、やって来ましたねー!アメリカ合衆国ですよー!USAですよー! 



 おー!来ましたよー!もうすぐデンバーに着きます!



楽しかった10時間の空の旅!サラさん!本当にありがとう!あなたといろいろ話せて楽しかったです!あなたといっしょにいられたことが楽しかったです!本当にありがとう‼︎

 おー!デンバーです!これはなんでしょう⁈あー!どうやら住宅地のようですねー!どかーん!とまーっすぐに道路が抜けていて、その間は、くねくね道や碁盤の目のようではない曲線的な区画で住宅地が広がっています!それも果てしなく!ずーっと!この住宅地を上空から見た曲線的な光景に、“おー⁈アメリカではこんなふうに住宅地を作るんだな!アメリカ的だな!”と感心しています!

 ついにアメリカ合衆国の地に降り立ちました!写真を撮る心の余裕はぜんぜんありません!無我夢中です!とにかくサラさんについて歩いています!かっこ悪いけど、しかたありません!標示は全部英語なので!(当たり前!)  早足でずんずん歩きます!ユナイテッド機から降りたみんながずんずん歩きます!かなり歩いています!本当に訳もわからず、行先も知らないまま、ずんずん歩いています!アメリカに着いて最初がこれです!この先どうなるのでしょう⁈わたしはどうなるのでしょう⁈わたしはどうすればいいのでしょう⁈サラさんには、いつ“さよなら”をどんなふうに言えばいいのでしょう⁈無我夢中の大混乱です⁈

 そうこうしているうちに、最初に着いたのは、どうやら入国審査です。かなりの時間(ずいぶん長く感じました、30分ぐらい?いえ、実際は20分くらい?)並んでいます。外国の人は老若男女、みなさん背が高いので、なんかすごい圧迫感があります。折れ曲がりの待ち合い通路の先に、5、6ヶ所の審査ブースがあります。ガラスで全面囲まれていて、中に入国審査官の人が1人2人います。何か質問しています。どきどきです!わたしは、英語で質問されたことがわかるでしょうか?答えれるのでしょうか?聞き取れなかったらどうしよう!スマホの翻訳ソフトを使う余裕があるかな?両肩は3つのバッグでいっぱいだし!あー!近づいて来たーっ!わたしの番だーっ‼︎‼︎ガラスの向こうの係官にいくつか質問されます。“パスポートをここに置いてください”、落ち着かない手つきで読み取り機に当てます。“どこから来ましたか?”とか“どこに行きますか?”だったか、ぜんぜん覚えていません。わたし、英語で答えたのでしょうか⁈!ぜんぜん覚えていません‼︎‼︎

 なんとか審査は“合格”?です!よかったー‼︎まあ、すさまじく大勢の人が待っていてめちゃくちゃ混雑してるので、係の人は基本“どんどん通す”みたいです、よかったー!ほっとしました‼︎あの状態で、“荷物開けて”とかになったら、後ろに並んでる人たちからブーイングの嵐ですよね!

 その後もサラさんについて歩きました。わたしとしては、サラさんに一緒にいてもらうのはとてもありがたいのですが、サラさんはサラさんで次の飛行機に乗らなくてはいけません。だから、「もういいですよ、ありがとう、これからは自分でやります。」と言いたいのですが、英語で言えません。次に搭乗手続きをしたかは覚えてないのです。スーツケースを預けたのは覚えています。そのあと、広い広いホールに出て、そこでスタッフの人にチケットを見せて、そのあたりでサラさんとはさよならです。サラさん、本当にありがとう!あなたのおかげで10時間のフライトがすごく楽しかったです。じゃあ、お元気で!

 大混雑です。わたしが進んでいる、並んでいる列は、果たしてあっているのでしょうか?とにかく列なりに進んでいます。止まったり進んだりしながら、サラさんをチラチラ探しています、が、見つかりません。アメリカ合衆国で最初のひとりぼっち‼︎とっても不安⁈いえ、不安というよりも“混乱”、“パニック”ですね。アドレナリン出まくりです!そんな中でも止まり止まり進んで、保安検査です。ぜひ、Webで『デンバー空港 保安検査』でGoogleってみてください、すさまじい光景でしょ!辺りは以前、騒然としています。例によって、大きなボストンバッグ、皮のショルダーバッグ、CKのショルダーバッグ、中身、えっ⁈前の人たちが靴を脱いでる⁈なんで⁈でも同じにしておこう、すっごく変な感じ‼︎こんな公的な場所で靴を脱いで靴下で歩いてる⁈これってアメリカではどこもこうなのー⁇⁈まあ、問題なく保安検査を通過しました。靴を履いてと。

 次の日に。長女に「デンバー空港の保安検査で、靴まで脱がされたよ!あれ、どしてっ⁈」って聞いたら、「以前に、靴の中に爆発物とかナイフとかを隠して飛行機に乗ったハイジャック犯がいたので、底の厚い靴とかは、X線検査機を通すことにしたんだって。」と教えてくれました。あー!そうなんですね!アメリカ合衆国は、やはりハイジャックとかテロとかにすごく警戒しているんだということが、このことでもよくわかりました。身をもって体験しました!












 さて、チケットを見て搭乗ゲートに向かいます。うわー!ひろーい!巨大空港!どこを歩いているのか、よくわかりませんが、とにかく“B22”の出発ゲートを目指しています。うわー!やっぱりアメリカ合衆国だー!USAだー!みんな外国人だー!(わたしから見て)みんな、背が高っ!そして大きな人もいるっ!それもすっごくおっきいっ!



 とおーい!すごーーーく遠い‼︎延々と“ムーヴィング・サイドウォーク”が続きます!

 ふーっ!着きました!“B22”搭乗ゲート!