とうとうニューヨークです!映画の中の大都市ニューヨーク!さまざまなドラマの舞台のニューヨーク!あふれる人、しかもさまざまな人種の、希望、恋愛、友情、思いやり、ヒーロー、野望、欲、金、悪、人のあらゆる営みが、あちらにもこちらにも同時に起こっている、パラディッソのニューヨーク!そこになんとわたしが降り立つのです。2年前には、ニューヨークはわたしにとって映画の中の街、ニュースで見る街角、でした。たとえば、ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリーブの『Falling in Love』グランドセントラル駅が何度も出てきますし、ウォール街のレストランでの2人のシーンがすてきです。最近はまった映画ではチャドウィック・ボーズマン主演の『21ブリッジ』、これはすさまじかったし、かっこよかった!テイラー・キャッチュが強盗役でマシンガンを打ちまくるシーンは息を飲みましたし、相棒のステファン・ジェームスの葛藤や知恵も見どころで、後半、チャドウィック・ボーズマンが次々に対決する場面は圧巻です!最後に近い場面で、チャドウィック・ボーズマンがグランドセントラル駅の出口から出てくるシーンがあります、グランドセントラル駅にも絶対行きたい!あー、『クロコダイル・ダンディ』もクライマックスが地下鉄ホームですね、エイミー・アダムスの『魔法にかけられて』はセントラル・パークで歌って踊ってしてましたっけ、忘れちゃならないアン・ハサウェイとメリル・ストリーブの『プラダを着た悪魔』。そして、最近観てすごく感動した『グリーンブック』。ああ、ズバリ『ニューヨークの恋人』っていう映画もありましたね。その“ニューヨーク”にわたしが立つなんて、夢のようです。現実なのに現実でないようなとても不思議な感覚です。2年前には想像もしなかったことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がニューアーク空港に着いたのが、18時過ぎです。おー!とうとう来ました!ニューヨーク!空港前でUberに乗り、高速?を走ります。遠くにマンハッタンでしょうか、高層ビル群が見えます。渋滞気味の高速をどんどん走ります。高層ビル群が見る見る近づいて来ます。途中、何本もの高速道路と交わり、鉄道を超えて、トンネルに入ります。トンネルを出ると、ここは“マンハッタン”です!おー!とうとう来ました!マンハッタン島!“マンハッタン”という言葉は、全くの遠い遠い世界のことでしたが、今、わたしはその“マンハッタン“にいます。この現実!なんなのでしょう!今までの経験も理解も実感も超えた異現実、そんな現実の世界にわたしは来ました!

 

 

 

 ニューヨークの街並み、闊歩するニューヨーカー(旅行者かもしれませんが、わたしより先にニューヨークに着いた人はみんな“ニューヨーカー”です!)、混雑を極める車、車、車!その車の間を縫うように、信号待ちもせず道を渡る人たち、これですこれ!この信号にかまわず、車の間を縫って車道を渡る!映画でよく見るあれです!これやってみたかった!もうすぐできる!イエローキャブの前を横切って、クラクションを鳴らされてみたい!(いや、それは危ないからやめなさい!)

 Uberは進み、ホテルに到着です。Wニューヨークホテル前に車を着けました。降りるとすぐにポーター?のような男性が近寄って来て、スーツケースを持ってくれます。「thank you!」と言ってエントランスに入りましたが、チップを渡すのを忘れました!もう、頭の中は大混乱ですから!

 

 

※ わたしは先に挙げたような映画が大好きで、繰り返し繰り返し観ています。で、今まで(アメリカに行くまで)映画を観ている時は、遠い遠い地球の反対側の地の、映画の中だけの出来事の映画、と思って観ていました。ですが、アメリカに行ってからは、それが変わりました!アメリカに行った!あんな感じの街にわたしもいた!あんな感じの人たちがいた!と思って観ているのです!特に“ニューヨークは、あそこ行った!タイムズスクエアを歩いた!セントラル・パーク行った!って思いながら観ています!