これはとても大切な「宇宙の法則」であると私は思っています。

ここで言う「神」というのは、いわゆる宗教的な神のことではなく、「霊」という「エネルギー」のことです。

 

正直というのは、自分や組織が有利になるような うそ、ごまかし、かくしごと をしないことであり、同様に人によって態度を変えないことです。

人によってというのは、年齢や肩書などで態度を変えないということです。

人はややもすると、強い人には弱く、また弱い人には強いものです。

正直というのは、世間に迎合することなく、また強いものに忖度もしないということです。

つまり「私心」を捨てなければ、正直に生きることは出来ないということだと思います。

 

人によって態度が変わってしまうのは、自分の中に理念が出来ていないからです。

理念というのは、考え方、哲学、判断の座標軸のことであり、精神的な、もっと言うと魂的な背骨のことであります。

この見えない背骨が成長していないと、対する人によって自分の考えがグラグラと動いてしまい、結果対する人によって態度が変わってしまうことになります。

 

人間を分解すると、魂(肉体を通すと精神)、霊というエネルギー、そして肉体の三要素で造られています。

この三要素は、物質と非物質に分けることができ、肉体のみが物質であり、魂と霊は非物質に属します。

 

従って、肉体は物質つまりモノですからいつかは壊れて土に還ります。

それを人は死と呼びます。

 

肉体という物質に対峙するのが、魂と霊という非物質です。

非物質には賞味期限はありません。

つまり魂と霊は「永遠」に生き続けるということです。

 

どこで?

 

もちろん四次元の世界でです。

四次元の世界ってどこにあるの? 宇宙の果てにあるの? そう思っている方が多いかもしれませんが、違います。

四次元の世界はいま、皆さんのいる場所にあります。

もっと言うと、今皆さんは無意識のうちに四次元の世界に生きています。

 

いや、ここはどう見ても三次元の世界でしょ、そう思えるかもしれません。

 

でもそれは錯覚です。

なぜならば霊魂は四次元の世界でなければ生きることができないからです。

つまりこの地球という天体は、四次元の世界の中に三次元の世界が同時に混在しているのです。

 

人間は肉体を着た霊魂です。

従って私たちは、三次元の世界と四次元の世界の両方に生きていることになるのです。

つまり物質の世界と非物質の世界の両方ですね。

 

では三次元と四次元、どちらの世界が強いのでしょうか?

 

答えは、圧倒的に四次元の世界です。

宇宙は四次元の世界で出来ています。

その中にほんの少しだけ三次元の世界があります。

 

なぜ三次元の世界があるのか? と言いますと、それは魂の修行のためです。

人間が「物質よりも非物質の方が優位である」ということに気づくには、魂の成長を待たねばなりません。

魂の成長のためにこの物質の世界があるのであり、魂の成長のために肉体はあるのです。

なぜならば肉体があることにより、魂はさまざまなことに気づいてより成長することができるからです。

 

四次元は同じ霊性の魂の集まりですが、この三次元はさまざまな段階の魂が混在している世界になっています。

だからすごく生きにくいはずです。

ただこの環境が霊性を向上させるにはもってこいなのです。

逆に言えば、三次元は霊性を向上させるためにある世界である、ということができるのです。

 

霊性というのは、魂がどれ程までに霊というエネルギーの完全性を現しているかのバロメーター(物差し)です。

 

霊性が向上すればするほど、霊というエネルギーが働くようになります。

それがこのブログのタイトルである「正直の頭に神宿る」という真の意味なのです。

 

霊性が向上すれば、正直になり、愚痴や悪口を言わなくなり、そしてむやみやたらに怒らなくなります。

なぜ正直になるのが難しいのか、それは霊性を向上させるベクトルに向かって生きていないからです。

自分の軸足が魂になく、まだ肉体にあるからです。

 

私は今回の東京都知事選挙を「正直」という軸で見ています。

 

そうした時に、やはり石丸伸二さんは異質だと思えます。

正直なのです。

 

もし「正直者の頭に神が宿る」ならば、彼には神風が吹くはずです。

しかし、正直を貫き通すのは本当に難しいです。

 

もしかしたら彼の前に大量の札束が置かれるかもしれません。

あるいは家族が危険な目に遭うかもしれません。

 

しかし、彼はそんなものには迎合せず、忖度をすることも一切ないでしょう。

それくらい彼の精神、否、魂の霊性は高い、私にはそう見えます。

 

それでも、まだ想定外の誘惑があるかも知れません。

おそらく彼の魂は、それらのどんな誘惑にも負けないことでしょう。

石丸伸二という人の魂は、霊性を向上させるために、自ら困難に挑戦をしているのです。

霊性が向上すればするほど、人間は自らの魂をさらに向上させようとする方向に進んでいくものです。

 

私は預言者ではありません。

預言者ではありませんが、「すべての生命は、魂が進化する方向に進む」のは宇宙の基本的な法則であり宿命です。

 

この宿命の方向に、自らの意志で進もうとしている石丸伸二さんには大きな霊というエネルギーの力が働くはずです。

 

彼には、正直を貫き通し、「正直の頭に神宿る」ということを証明して欲しい、そう願っています。