2023年11月、2件のヒーリングをしました。

あることがあってからヒーリングはしないと決めていたのですが、少し自分の意識に変化があったのでヒーリングをしてみようという気になったのです。

 

霊的に目覚めますと、意識の変化が起こるようになります。

意識の変化というのは、最初は新幹線のように早いのですが、意識が向上するに連れてだんだんと遅くなって時間がかかるようになってきます。

何でもそうですが、小さなものは鋭敏であり、大きなものは鈍重です。

意識も同様なようです。

 

それでも意識の向上を意識的に継続していくことにより、知らないことを知ることが出来るようになっていきます。

そのために人間には自由意志が付与されています。

 

私はこの2年余りの間に、背後霊との結びつきがより強固になったような気がします。

ただこれは私の仮説であり、仮説は正しいかどうかを検証しなければなりません。

私は霊的な現象については、仮説を立てて検証することに決めています。

これは私の中では立派な科学なのです。

それで2件のヒーリングをすることにしたのです。

 

ヒーリングをするに当たっては、どういう背後霊と結びついているのかがとても大事になってきます。

「シルバーバーチの霊訓」のモーリス・バーバネルは背後に3000年前に他界した仮称シルバーバーチという霊性の高い霊魂が付いたのですが、直接バーバネルの背後についた訳ではありません。

背後霊の仕組みというのは、意識が向上してくると、ちょうどバケツリレーのように背後霊の背後にさらに霊性が高いと思われる霊魂が付くようになります。

 

ただし、自分の霊性以上の背後霊が付くことは無い、ということです。

従って、霊性の向上は人間の使命でもあるのです。

 

今回2件のヒーリングを実行したのは、自分の霊性が向上しているかを客観的に知りたかった、というのもあります。

 

さて、1件目のヒーリングですが、86歳のおじいさんが老人ホームで手足が動かなくなり、食べ物も段々と喉を通らなくなって来て、介護士の方が身体を動かすとすごく痛いそうで、ご本人が「これ以上延命治療はしたくない」と言っているので苦しまないようにして欲しいとのご家族からの依頼でした。

遠隔でヒーリングをしたのですが、今までにない手応えを感じました。

それから数日して、おじいさんは介護士の方と話をした数分後に眠るように息を引き取ったと聞きました。

 

2件目のヒーリングは、ガンの闘病でこの1ヶ月寝たきりになり、自分の娘の結婚式に出席できないという50代の女性の妹さんからの依頼でした。

この方も遠隔でヒーリングを行いましたが、やはり前述のおじいさんと同じように今までにはない手応えを感じました。

後から妹さんに聞いたのですが、「姉は奇跡的に結婚式に出席することができました」とのことでした。

 

この両方とも私の力ではなく、背後霊の力であるということです。

そしてこれは霊能力ではなく、霊力が働いたということです。

なぜ遠隔でできるのか不思議に思われる方がいるかも知れませんが。異次元である霊界には時間と距離が無いのです。

 

私たち人間は意識できなくても、今まさに霊界に生きているのです。

なぜならば私たちもシルバーバーチと同じ霊魂だからです。

ただ肉体が鈍重なためにそのことがわからないだけです。

 

マザーテレサは70代、80代になってから大きな霊力が使えるようになり、戦争まで止めました。

地球は24時間、365日、同じ軌道で自転公転を繰り返していますが、ここにも大きな霊力が働いているのです。

 

霊性が向上すれば、大きな霊力を働かせることが出来るようになる、私はそう思っています。

ですから私にとって、この地上は修行の場なのです。

そして霊性の向上に何よりも必要なのは、謙虚なことです。

シルバーバーチはとても霊性が高い霊魂なのに、なんと謙虚なのでしょうか。

 

今人間に必要なのは、謙虚さなのかも知れません。