4月19日(土)午後2時15分頃に撮影した志波彦神社鹽竈神社(宮城県塩竈市一森山)境内の国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」(いわゆる「標準木」)です。暖かったためか,一気に開花しました。
鹽竈神社別宮拝殿と左右宮拝殿の間にある境内で最も見事であると思われるシオガマザクラ(鹽竈桜)です。「天然記念物 鹽竈桜」という看板が立っており,多くの参拝者がここで記念撮影をするのですが,志波彦神社鹽竈神社社務所発行の「しおがまさま お花見案内」にもあるとおり,国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」ではありません。国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」と指定木外の「鹽竈桜」は見た目はまったく変わりません。接ぎ木する台木が異なるのです。マザクラ(真桜)に接ぎ木したものが国指定天然記念物になり,ヤマザクラ(山桜)などに接ぎ木したものは国指定天然記念物にならないとのことです。
なお,例年こちらの方が「標準木」よりも早く開花するのですが,今年は同日でした。
志波彦神社鹽竈神社境内には37種類のサクラ(桜)があるようです(立入禁止区域内にあるため確認できないものを含みます。)。これから遅咲きの桜が次々に開花します。しばらくの間,境内で桜が楽しめます。