2月17日(土)午前11時から,志波彦神社鹽竈神社(宮城県塩竈市一森山)で祈年祭(きねんさい,としごいのまつり)が斎行されました。祈年祭は,その年の五穀豊穣,産業の発展,国家・国民の繁栄を祈る神事で,新嘗祭と対になるとされています。つまり,春には祈年祭で豊作を祈り,秋には新嘗祭(にいなめさい)で収穫に感謝するということです。
「「日本書紀」に天照大御神が斎庭(ゆにわ)の稲穂を天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けられたことが記され,そこに日本の始まりが位置づけられることは大きな意味を持ちます。春に豊作を祈り,秋の収穫に感謝する稲作を中心とした営みを,日本人は2000年以上繰り返して来ました。天皇陛下から国民に至るまで神を祀ることは日本の大切な文化です。」(伊勢の神宮(正式には「神宮」)HPから引用)。
なお,同日撮影した境内の植物の一部です。併せて御覧ください。寒暖差の激しい日が続きますが,春めいて来たことは確かです。