鹽竈神社例祭・流鏑馬神事(第2回) | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 7月10日(日),鹽竈神社(宮城県塩竈市一森山)例祭及び流鏑馬神事が斎行されました。写真及び動画で報告します。今日は,その第2回です。

 

 流鏑馬神事の前に御釜神社(塩竈市本町)での潮垢離(しおごり,禊のこと。「塩垢離」とも。)に向かいます。鹽竈神社で最も古い参道である七曲坂を下ります。七曲坂は奈良時代にはあったものと推定されていますが,もっと古いかも知れません。

 

例祭(11)

 

例祭(12)

 

例祭(13)

 

例祭(14)

 

 七曲坂を上って戻って来ました。

 

 

 馬場に射手3人が騎馬で登場しました。鹽竈神社に参拝した後,流鏑馬神事が始まります。志波彦神社鹽竈神社HPによると,「鹽竈神社流鏑馬神事は室町時代,留守職・伊沢家景が三頭の馬を献じて流鏑馬を行い,部下の士気を高めたのが始まりと伝えます。別宮・左宮・右宮それぞれに一頭の馬をたて,三人の騎手が三つの的を次々と射抜いてゆきます。矢が的に的中することは除災招福の瑞祥とされております。」とのことです。新聞等の報道機関もこれを引用しています。ただし,伊澤家景は平安時代末期から鎌倉時代初期の御家人(生誕不明~承久3年(1221年))で,文治6年(1190年)に陸奥國留守職(るすしき)に任ぜられていますから,「室町時代」では時代が合いません。「鎌倉時代」の誤りと思われます。「室町時代」が正しいのであれば,伊澤家景とは無関係ということになります。

 なお,新型コロナウイルス(中共・武漢ウイルス)感染拡大防止のため,流鏑馬神事は3年ぶりの斎行です。

 

 

 3人の射手が3つの的に矢を射ます。それぞれ3回行われます。

 

 

 

 

 

 

 流鏑馬神事が終了しました。

 

例祭(15)