鹿島御児神社 | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 12月15日(水),鹿島御児神社(宮城県石巻市日和が丘二丁目)に参拝しました。宮城県神社庁によると,主祭神・由緒は「創建の由来縁起についてはこれを明らかにする史料はありませんが,平安時代の「延喜式神名帳」には既にその名が見られ,国史見在社として最も由緒深い神社です。御祭神は武甕槌命・鹿島天足別命の親子二神で,武甕槌命は天孫降臨に際し葦原中つ國の平定に御功績を挙げられた神であり,またその御子神である鹿島天足別命は香取神宮祖神の御子神と共に命を受けて海路奥州へ下向し,東夷の征伐と辺土開拓の経営にあたることとなりました。その乗船がたまたま石巻の沿岸に到着碇泊して錨を操作した際石を巻き上げたことから,石巻という地名の発祥をみたのだとの言い伝えがあります。石巻に上陸された両御子は先住蛮族地帯であった奥州に於ける最初の史跡を印した大和民族の大先達であり,開拓の先駆者として偉大な勲績を残された地方開発の祖神です。古くより代々の使臣藩主等の崇敬も厚く,社領・宝物の寄進,社殿の修築等がなされてきました。明治7年には旧村社に列し,大正10年には旧郷社に列格。昭和10年には旧県社に列格しました。勝利の神として職業繁栄を守り,悪疫除けの神,海上安全の守護神として民人の信仰篤く,また交通安全の霊験著しく,其の信仰は益々盛んとなっています。」とのことです。写真で報告します。

 

 JR(石巻線・仙石線)・石巻駅(石巻市鋳銭場)です。

 

石巻(1)

 

 日和山に到着しました。鹿島御児神社は日和山の頂上部にあります。

 

石巻(2)

 

石巻(3)

 

 大鳥居は昭和10年県社昇格記念に建立されたものとのことですが,度重なる地震や経年劣化により倒壊のおそれがあるということで5月22日(土)解体されました。その後再建工事が進んでいましたが,12月12日(日)竣工しました。大鳥居は「石巻のシンボル」と言われているものです。

 

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石巻(5)

 

 境内入口の鳥居です。

 

石巻(6)

 

 拝殿です。

 

石巻(7)

 

 拝殿の扁額には「鹿嶋御子神社」とあります。

 

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 本殿です。東日本大震災で倒壊してしまいましたが,伊勢山皇大神宮(横浜市西区宮崎町)の旧本殿を譲り受け,令和元年10月に再建されました。

 

石巻(9)

 

 境内社です。日和山天満宮です。

 

石巻(10)

 

 八幡神社・稲荷神社です。

 

石巻(11)

 

 愛宕神社です。

 

石巻(12)

 

 善海田(ぜんかいた)稲荷神社です。

 

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 東日本大震災の被災地を望みます。

 

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 川村重吉(孫兵衛)像です。重吉は,江戸時代初期に北上川の治水工事を行って,仙台藩の石高を大いに向上させました。港町石巻の基礎を築いた大恩人としての業績を後世に伝えるため,昭和58年河北新報社によって重吉の銅像が建立され,石巻市に寄贈されました。

 

石巻(18)

 

 春はサクラ(桜)の名所となります。大鳥居を入れた桜の写真を撮影するのが人気です。

 

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鹿島御児神社

 

 東日本大震災記念碑です。

 

石巻(20)

 

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 日和山公園内の「「おくのおそ道紀行三百年記念」の松尾芭蕉・河合曾良の像です。2人は,元禄2年5月10日(1689年6月26日)石巻に来ています。四兵衛の宿(現・石巻グランドホテル(石巻市千石町)向かい側の駐車場付近にあったようです。)に泊まっています。

 

石巻(22)