春日神社・金蛇水神社仙台一番町分霊社 | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 12月10日(金),春日神社(仙台市青葉区春日町)及び金蛇水神社仙台一番町分霊社(仙台市青葉区一番町四丁目)に参拝しました。

 

 春日神社です。宮城県神社庁によると,主祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと),比売神(ひめがみ),武甕槌命,経津主命で,由緒は「往古櫓丁柳清水の辺に御鎮座されたが,文治年中(文治3年,1187年)源義経奥州下向の節,この社に詣でし時柳に駒をつないだことから「駒つなぎの柳」といわれた。御神体は翁の面である。別当を青山照光院といい,立町一丁目にあった真言宗の寺院で定禅寺門戸である。後,現社の春日町(旧北材木町)に遷祀した(御府内珍集記)。安永5年(1776年)4月17日火災に罹り全焼,同9年3月15日再建,昭和20年7月10日戦災にて全焼,同34年10月復興遷座して現在に至る。」とのことです。

 

春日神社(1)

 

春日神社(2)

 

春日神社(3)

 

 金蛇水神社仙台一番町分霊社です。金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ,宮城県岩沼市三色吉字水神)の分霊社の一つです。宮城県神社庁によると,金蛇水神社の主祭神は水速女命(みずはやめのみこと)で,由緒は「一条天皇の永祚元年(989年),京都の三条に住む小鍛治宗近が,天皇の刀をつくることを命じられ,名水をたずねて諸国を旅していました。その折,この三色吉の地を訪れたところ,水神宮のほとりに流れる水の清らかさに心をうたれ,さっそく神前に参籠し,名刀の完成を祈願した上で刀作りにとりかかりました。ところが,あまりにもカエルが鳴くわ,水を汚すわで,どうしようもありません。そこで,考えに考えた宗近は,雌雄一対となった金蛇をつくり水中に投げ入れたところ,それまでうるさくてどうしようもなかったカエルどもは,ピッタリとなりをひそめ,宗近は心をこめて宝刀を鍛えることができました。そこで宗近は心願の成就を神に感謝し,この金蛇を水神宮に奉納し帰京の途についたということです。以来,この雌雄一対の金蛇は当社の御心体としてあがめられ,社名も金蛇水神社として尊敬されて今日に至っています。」とのことです。

 

金蛇水神社(1)

 

金蛇水神社(2)