鹽竈ザクラ | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 昨年よりも3日早く4月13日(火)鹽竈ザクラが開花したとのことで,15日(木)志波彦神社鹽竈神社(宮城県塩竈市一森山)に行って来ました。写真は,志波彦神社東側にある国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」(タグ番号36,これが標準木です。)及び鹽竈神社別宮拝殿と左右宮拝殿の間にある境内で最も見事であると言われている「鹽竈ザクラ」です(国指定天然記念物ではありません。)。国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」(境内に27本あります。)は,昨年は1週間で満開(満開とは八分咲きのことです。)になりました。今年の満開は20日(火)頃でしょうか。

 

 まず,国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」です。

 

鹽竈桜(1)

 

鹽竈桜(2)

 

鹽竈桜(3)

 

鹽竈桜(4)

 

鹽竈桜(5)

 

鹽竈桜(6)

 

 次に,国指定天然記念物でない「鹽竈ザクラ」です。

 

鹽竈桜(7)

 

鹽竈桜(8)

 

鹽竈桜(9)

 

鹽竈桜(10)

 

鹽竈桜(11)

 

 なお,国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」と国指定天然記念物でない「鹽竈ザクラ」は,見た目はまったく同じです。カスミザクラ(霞桜)の八重咲きがスイショウザクラ(水晶桜)で,鹽竈ザクラは水晶桜の突然変異であると考えられていますが,雌蕊(めしべ)が葉化してしまうため,接ぎ木で増やします。その接ぎ木の台木が異なるのです。国指定天然記念物「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」は,台木がマザクラ(真桜)です。国指定天然記念物でない「鹽竈ザクラ」は,台木がヤマザクラ(山桜)です。山桜への接ぎ木を繰り返すと,花が山桜化してしまい,「まり(毬、鞠)のような八重桜」でなくなってしまうと言われています。また,「鹽竈神社の鹽竈ザクラ」ですので,志波彦神社鹽竈神社境内にあるものに限られます。