寒風沢島・野々島・桂島(石浜)(第3回) | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 2月25日(木),浦戸諸島のうち寒風沢島,野々島,桂島(ただし,石浜地区のみ)に行って来ました。浦戸諸島は今年3回目ですが,今回は前々回(1月28日(木)),前回(2月5日(金))に行っていない場所,行ったものの気になることがある場所を巡るのが目的です。写真で報告します。今日は,その第3回です。

 

 白石廣造邸跡です。白石廣造は,弘化元年12月14日(1845年1月21日)武蔵國葛飾郡千塚村(現・埼玉県幸手市大字千塚)で生まれました。廣造は,明治4年石浜に「白石回漕店(白石商会)」を設立し,北海道や三陸沿岸各所の海運交通を開き,かつ遠洋漁業を経営し,オホーツク海,ベーリング海等におけるラッコ・オットセイ猟を興し,東北振興事業,塩竈築港の企画促進等を主唱しました。明治22年市町村制の実施に当たり初代浦戸村長。明治43年11月藍綬褒章。大正2年5月6日仙台で死去(享年69)。敷地内には,屋敷の礎石や石蔵,庭園の石燈籠が残っており,当時の繁栄を偲ばせるものとなっています。

 

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 白石廣造邸跡近くから海を望みます。白石商会の倉庫が連なり直接荷揚げが行われていたというのは,どこでしょうか。

 

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 石濱神社を目指します。

 

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 石濱神社(宮城県塩竈市浦戸石浜字山神)です。主祭神は花園天皇で,宮城県神社庁によると由緒は「花園天皇の文安(1444年~9年)年中邑民等の奉祀するところにして山神と称した。元津森山東北砂木と呼ぶ岬に祀られていた。後今の産土神森に移祀したと伝えられる。」とのことです。

 

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 石浜桟橋近くにいたハクチョウ(白鳥)です。

 

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 石浜桟橋で午後2時18分発の塩竈市営汽船に乗ります。マリンゲート塩釜(塩釜港旅客ターミナル,塩竈市港町一丁目)までの運賃は580円です。

 

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 マリンゲート塩釜に到着しました。所要時間は約36分です。

 

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