青麻神社 | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 1月5日(日),青麻神社(あおそじんじゃ,仙台市宮城野区岩切字青麻沢)に参拝しました。宮城県神社庁によれば,祭神は「天之御中主神,天照大御神,月読神,常陸坊海存(尊)」,由緒は「元禄11年(1698年),山火事により古記録等を焼失せるにより不詳なれども,社伝によれば,第55代文徳天皇の御世の仁寿2年(852年),現社家の遠祖穂積保昌が山城国(現京都府)よりこの地に来たり,里人に麻の栽培を教え,且一族の尊崇せる日月星の三光神即ち天照大御神,天之御中主神,月読神の三神を清水湧く山峡の岩窟中に奉祀せしが本社の創始と伝える。社名・地名も麻の栽培より起り,神紋も又麻の葉を用いる。仙台藩封内風土記(1772年成立)にも,「岩切邑 本邑山中青麻と号する地あり 往古この地麻を植う 故に以て地名と為す 岩窟あり高さ一丈余…」と記している。天和2年(1682年)源義経家臣なりし常陸坊海尊(清悦仙人とも称する)下野国(栃木県)出流山大日窟よりこの地に至り霊験を顕し給いしにより併祀する。古来より中風病退除(常陸坊海尊の霊験による)・海上安全(穂積一族が水運に携わっていたことに因む)等の特殊信仰があり,「三度詣でれば生涯中風の難よりのがれる」と伝えられ,各地青麻神社の総本社である。」云々とのことです。
 源義経は文治5年(1189年)死去ですが,その家臣であったとされる常陸坊海尊が天和2年(1632年)に生存していたというのですから,驚きです。やはり,不老不死の身となっていたのでしょうか。   

 

青麻神社(1)

 

青麻神社(2)