9月29日(日)午前11時から志波彦神社(宮城県塩竈市一森山)で,「志波彦神社遷座記念祭並びに氏子崇敬会秋季大祭」が斎行されました。写真で報告します。今日は,その第1回です。
志波彦神社は,明治4年太政官布告「官社以下定額,神官職制等規則」により国幣中社に列せられましたが,長い歴史の中での衰微によるものか,境内は狭隘で,祭典の執行にも差し障りがあるため,同じ宮城郡に鎮座する鹽竈神社境内へ奉遷することになり,鹽竈神社も国幣中社とすることが決定されました(鹽竈神社国幣中社列格奉告祭は明治7年12月23日)。志波彦神社は,明治7年12月24日冠川(七北田川)の畔(現・仙台市宮城野区岩切)から鹽竈神社別宮に遷祀されたのです。以降新宮の造営が宿願となり,その新宮が国費をもって造営・竣工したのは昭和13年のことで,同年9月現在地に遷座しました。
それでは,明日の第2回に続きます。