最近色々な人と話すにつれ思うのだが、僕の周りにいる人達というのは標題にあるような二つの指向性に別れるな、と思っている。この二つを分かつものは「今」という時間軸に対する捉え方であり、それ即ち人と接する際のスタイルに大きく影響を与えるものでもあると思う。今という時間軸に対する捉え方、といったが散漫に書くとすると下記のような違いがある。
Now and Here
■基本スタンス
「今」そして「ここで」目の前にあるもの、感じていることに価値を見出だす。
■人と接する際(主に対話)のスタイル
対話を経て、「あなたと話せてよかった。楽しかった。」と言えるのが理想的。
相手との対話に熱中する。
対話の先に何が生まれるかを気にしない。
■強み、特徴
対話の相手、その場に対するコミットメントが高い。
創発的、偶発的。(結果としてクリエイティブな集合知を生み出す)
共感性が高く、受容的。(対話の相手は受け入れられた気持ちになる)
影響度が関係性により大きく左右される。(直接会ったり、繋がりがある人に対する影響度が高い。)
個人にフォーカスをおいたものの見方をする
■弱み、重きをおかないこと
未来へのシナリオを描き、具体化していくこと。(但し、対話の結果として未来を思い描くことはする)
儲けよう、収益・利益を上げよう、競争しようという意識。
Future and Process
■基本スタンス
「今」「ここ」はあくまで未来へ向けたプロセスである。(未来志向)
■人と接する際(主に対話)のスタイル
目的とシナリオをもって対話する。
対話の結果生まれるものに価値をおく。
楽しいか、面白いかについてのプライオリティは低い。
■強み、特徴
使命感や成し遂げたいビジョンがある。
戦略的、論理的。時に情熱的。
影響度が関係性により大きく左右されない。(間接的な関係性であってもある程度影響力をもつ)
(ビジネス的感覚、能力によるが)目標達成に向けたシナリオ/施策の立案と実現に長ける
明確な方向性の明示に長ける
構造的なものの見方をする
■弱み、重きをおかないこと
感情や気持ちへの配慮
その場にいる人への感謝に欠けるときがある
僕が尊敬するファシリテーター、プラクティショナーという呼び名が相応しい人達は須らくnow and hereな価値観をもっているし、僕が尊敬するリーダーという呼び名が相応しい人達の多くはFuture and Processな価値観が強いように思う。勿論、どちらが良いというわけでもないし、この両面をもっている人もいる。僕にも両側面があるが、少なくとも傾向としては、強くFuture and Processよりだ。だからnow and hereな生き方をしている人にとてもあこがれるし、話していてとても違和感や面白さを感じたりする。
何かの根拠があるわけではなく、何かの裏付けがあるわけではなく、この二つのスタンスは対立するものではなく協働することができる価値観だと思っている。むしろこういった二つの志向性をもった人達が自分の強みを活かしてコラボすることでワークする力ってのがあるんだろうなと思う。取り急ぎ、備忘録として。